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ダイヤモンド社

経営者交代 ロッテ創業者はなぜ失敗したのか

【続】重光武雄論

松崎隆司 著
定価:1,980円(本体1,800円+税10%)
発行年月:2022年2月
頁数:288ページ
ISBN-10:4478112614
ISBN-13:978-4478112618

たちよみする

内容紹介

2020年1月、ロッテグループ創業者の重光武雄(本名は辛格浩)氏が亡くなった。享年98。80年前、18歳で、文字通り裸一貫で来日し、日韓にまたがる巨大企業グループ「ロッテ」を築き上げた重光は、日本で最も経済的成功を収めた在日韓国人一世の経営者である。

オーナー社長としての強力なリーダーシップ、鬼才的なマーケティングセンス、常に最高品質を求めた商品の差別化や競争優位戦略……。そして、巨大な日韓ロッテグループを長男と次男へ渡すために、数十年をかけて周到な準備をした重光経営とはいかなるものだったのか。

『ロッテを創った男 重光武雄論』は事業継続の成功をたどった評伝だが、本書は、経営者の最大の使命である事業承継&後継指名について、カリスマ経営者に仕えたロッテ元幹部などの証言と重光武雄氏ならびに日韓ロッテのグループ経営に関する資料から事業承継に関するファクトを丹念に抽出し、強固な「城」としての資本構成と組織形成が取締役会と議決権という「盲点」によって内部から崩壊しうることを「7つの教訓」としてまとめた。

本書をもって、カリスマ経営者の「事業継続の成功」と「事業承継の失敗」から成る「重光武雄論」は完結する。

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