ブックタイトル月刊総務2015年2月号特集

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概要

月刊総務2015年2月号特集

2015.2 20した社内イベントは東日本大震災の発生が追い打ちとなり、一時期は大多数の企業で見送られていた時期がありました。さらに、メールやイントラネットが社内コミュニケーションの主軸になったことで、リアルコミュニケーションは激減していったといえます。 ところが、職場のコミュニケーション不足の影響が社員のロイヤルティーに顕著に表れたことにより、ここ二年くらい社内イベントを積極的に開催する企業は増加に転じています。弊社が社内イベントを開催する直接のきっかけについて聞いた調査では、もっとも多かった理由は『社員の要望』でした。 今、大手企業だけでなく中小企業においても、社内イベントを復活している企業は増加傾向にある。また、SNSの普及により、個人が呼びかけてオフ会ならぬ運動会を開催している若い世代もいるという。社内イベントのコンサルティングおよび組織のモチベーションイベントを企画・運営する株式会社ジェイティービーモチベーションズのモチベーションイベント局長シニアプロデューサー、塩谷久美子さんは、その背景について次のように説明する。 「やはり経済的背景が大きいですね。リーマン・ショック以降、急速に減少菊入みゆきさん塩谷久美子さん中西幸司さん株式会社ジェイティービーモチベーションズワーク・モチベーション研究所所長モチベーションイベント局長 シニアプロデューサーモチベーションイベント局プロデューサープロセス重視のイベント運営でプラスアルファの効果を生み出す高度成長期には行われていた運動会であるが、景気低迷や働く社員の多様化などにより、二〇〇〇年代に入り開催を取りやめる企業が続出した。その反動なのか、ここ数年、運動会をはじめ社内イベントが活況を呈している。ワーク・モチベーション向上を専門とするコンサルティング会社、株式会社ジェイティービーモチベーションズに、社内イベントの傾向と効果についてうかがった。CHAPTER今、見直される社内イベントの効果2男性10%以上伸びている(n=28)5 ~ 9%伸びている(n=29)1 ~ 4%伸びている(n=35)横ばいである(n=40)(%)0 10 20 30 40 5042.9%28.6%22.5%31.0%全体(n=148)若手社員のニーズが高まるリアルなコミュニケーション図表1 社内イベントの重要度〈業績別〉出典:株式会社ジェイティービーモチベーションズ「経営者148人に聞いた社内イベントの効果に関する調査報告書」(2013年12月)