ブックタイトル月刊総務2015年11月号第2特集

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概要

月刊総務2015年11月号第2特集

53 2015.11 てのアクションにつなげてもらいたいと思います」と話す。 健康経営は企業がそれぞれの方法で進めるもの。しかし軸になるものがないと各企業の施策はバラバラになり、収拾がつかなくなる。そこで官庁が評価指標を作ることで、「あるべき姿」と方向性を見えやすくしている。他社の運用法を参考にする機会になるのも重要だ。さらに同業他社への競争意識が活動をブラッシュアップし、継続させるモチベーションになると考えられている。 「健康経営銘柄」は上場している大企業に向けて行っているが、経済産業省は今後、並行して中小企業へのアプローチを手がける。中小企業が健康経営への理解を深めることや実践に向けたノウハウ・予算・人材面での体制といった現段階の課題に向けた内容で次の三つが柱となる(図表5)。?経営者に対するノウハウの蓄積・中小企業へのアプローチ■図表4/評価のための5つの柱と具体的な評価指標例■図表5/中小企業へのアプローチ1.経営理念  ●「従業員の健康保持・増進」の位置づけ  ●経営方針などで社全体の「従業員の健康保持・増進」についての明文化  ●「従業員の健康保持・増進」について経営トップ自らによる従業員や社会への発信2.組織体制  ●従業員の健康保持・増進の推進を統括する組織の形態  ●専門人材(産業医、保健師、看護師など)の活用  ●「従業員の健康保持・増進」の推進を統括する組織の社員に対する教育・研修  ●「従業員の健康保持・増進」の推進に対する企業経営層の関与3.制度・施策実行  ●「従業員の健康保持・増進」を行う上での従業員の状態や取組に係る課題把握  ●従業員に対してメンタルヘルスに関する各種チェックの実施状況  ●従業員の健康保持・増進に関する教育・研修の実施状況  ●労働時間に関する施策の実施状況4.評価・改善  ●従業員の健康保持・増進を目的として導入した施策の効果検証の方法  ●従業員の健康の保持・増進の取組に係る健康状態や医療費、生産性等の改善効果  ●効果検証を踏まえた次年度の取組改善の実施状況5.法令遵守・リスクマネジメント  ●労働関連法令における重大な違反に係る行政指導の有無  ●健康診断結果やメンタルヘルスなどの健康情報に対するプライバシー保護策中小企業&協会けんぽ連携健康経営の推進中小企業団体(商工会議所等)優良事例・ノウハウの蓄積と人材の育成・活用政府優良企業優遇施策によるインセンティブの付与経営者に対するノウハウの蓄積・共有 【経産省】「 健康経営ハンドブック」の制作、公表指導・助言を行う「健康経営アドバイザー制度」の創設(商工会議所等において、認定制度を創設や普及活動の実施)3 121保険者機能の強化 【厚労省】協会けんぽによる中小企業向け保健事業の強化2インセンティブ付与 【経産省・厚労省】健康経営優良企業認定制度の創設と制度的優遇措置の検討(政策金利の優遇や、保険制度上のインセンティブ など)3健康経営の先進的取り組みを蓄積し、ノウハウを共有優良企業を認定し、積極的に公表する等、インセンティブを付与国民の健康増進、医療費の適正化、経済発展健康経営のノウハウを実践できる人材を育成・提供「健康経営」の取り組み方と運用法コストから投資へのパラダイムシフト第2特集