世界的なイノベーター 初の著作!
濱口 秀司 『SHIFT:イノベーションの作法』
#02
今回は、人の心や知能とは何かを追究する、アンドロイド研究の第一人者である、大阪大学教授の石黒浩先生。濱口秀司さんとはよく意見交換をする間柄で、共通点も多く「幼なじみ」みたいな感じとか。です。石黒先生が、「濱ちゃん」初の論文集に抱いた感想とは??
濱ちゃんとは、マインドセットが似てるところがあるし、気も合うので、事あるごとに会って話をしてます。僕はアカデミア、彼はビジネスと、専門分野こそ違いますが、人間の本質を一歩翻って深くて広い視点から見る、という点で、考え方は似ている。ただ、人間社会を内側から見ようとする僕と、人間社会を少し引いたところで俯瞰する濱ちゃんとで、タイプは違いますけどね。
素直に考え、既成の枠にとらわれない彼の発想法は、「頭が良い小学生」の頭の中みたい。それを専門用語でつづられているので、あの論文集は説得力がありますが、後付けの勉強では繰り出せない内容です。これを言うと濱ちゃんに怒られるかもしれないけど、「既成概念によるバイアスを構造化し、強制発想してSHIFTする」と言われても、普通は絶対に真似できません。どちらの方向に、どのぐらいSHIFTさせればいいか、トレーニングしてできるようになるものでもない。みんなができたら、彼の仕事はなくなるはずです(笑)。
だから、あの論文集を真面目に読んでも欲しいものは得られない。自分ならどう解決するか想像したり、自分でも思考パターンが見えているか確かめるために使うのがいいと思います。(談)
石黒 浩先生
大阪大学教授
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#01
最も創造性が高い思考のモードは、論理と直感の間にある
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#03
石川善樹さんが考える「知の三巨人~デカルト・ベーコン・濱口秀司~」
石川 善樹さん
世界で活躍するビジネスデザイナー初の著作!
あらゆる角度でビジネスにインパクトを生み出したい皆さんの基礎となる必携の1冊です!
濱ちゃんとは、マインドセットが似てるところがあるし、気も合うので、事あるごとに会って話をしてます。僕はアカデミア、彼はビジネスと、専門分野こそ違いますが、人間の本質を一歩翻って深くて広い視点から見る、という点で、考え方は似ている。ただ、人間社会を内側から見ようとする僕と、人間社会を少し引いたところで俯瞰する濱ちゃんとで、タイプは違いますけどね。
素直に考え、既成の枠にとらわれない彼の発想法は、「頭が良い小学生」の頭の中みたい。それを専門用語でつづられているので、あの論文集は説得力がありますが、後付けの勉強では繰り出せない内容です。これを言うと濱ちゃんに怒られるかもしれないけど、「既成概念によるバイアスを構造化し、強制発想してSHIFTする」と言われても、普通は絶対に真似できません。どちらの方向に、どのぐらいSHIFTさせればいいか、トレーニングしてできるようになるものでもない。みんなができたら、彼の仕事はなくなるはずです(笑)。
だから、あの論文集を真面目に読んでも欲しいものは得られない。自分ならどう解決するか想像したり、自分でも思考パターンが見えているか確かめるために使うのがいいと思います。(談)