持続的な成長を実現する
企業戦略

持続的な成長を実現する
企業戦略

持続的な成長は、あらゆる企業の普遍的な願望です。しかし、さまざまな不確実性にさらされる現在、その実現は難しさを増しています。そうした時代でも、成長を遂げる企業には、どのような特徴があるのでしょうか。今回は「持続的な成長を実現する企業戦略」をテーマに、2日間に分けて考察します。DAY1の「イノベーションとM&A」では、基調講演として富士フイルムホールディングス後藤禎一社長を招き、写真フィルムという本業を喪失する危機から「第二の創業」を遂げ、成長を続けるカギを伺います。特別講演では、東京工業大学の仙石慎太郎教授、オランダのラドバウド大学リック・アールバース教授にそれぞれ「技術・イノベーション経営」と「M&A戦略」についてお話しいただきます。DAY2「マーケティング戦略」では、基調講演として元ネスレ日本社長のケイアンドカンパニー高岡浩三代表取締役が「持続的成長のためのマーケティング経営」を語ります。さらに「近代マーケティングの父」と呼ばれるフィリップ・コトラー教授が「マーケティングの50年と未来」について語る講演も注目です。登録は無料ですので、ぜひお気軽にご参加ください。

『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部』

お申込み締切 2024年5月24日(金)12:00まで

DAY1 イノベーションとM&A

13:00 -
14:00

  • 基調講演

  • 富士フイルムが実現する「持続的な成長」
  • 概要

    富士フイルムが実現する「持続的な成長」

    富士フイルムは、2000年代に、同社の中核を担ってきた写真フィルム事業を喪失するという危機に直面した。しかし、抜本的な事業構造転換に取り組み、多様な事業から成るポートフォリオを構築することで、見事に「第二の創業」を果たした。現在、主力事業となったメディカルシステム事業を2013年から統括し、成長を牽引してきたのが同社の後藤禎一社長だ。2021年の社長就任以降、後藤社長は、メディカルシステム事業をはじめとしたヘルスケアや半導体材料などの重点分野でのM&Aや設備投資、技術開発の強化を行い、企業成長を加速させている。本講演では、後藤社長が進めてきた経営戦略、そして創立90周年を機に制定したグループパーパスの下で新たな成長を目指す同社の取り組みを聞く。

  • 富士フイルムホールディングス
    代表取締役社長・CEO
    後藤 禎一
    後藤 禎一氏

    Profile

    富士フイルムホールディングス 代表取締役社長・CEO
    後藤 禎一 氏

    1959年生まれ。1983年富士写真フイルム(現富士フイルムホールディングス)入社。2018年富士フイルムホールディングス取締役、2020年富士フイルム取締役専務執行役員メディカルシステム事業部長などを経て、2021年6月から現職。

14:00 -
14:45

  • 協賛講演1

  • 変化する世界と日本企業が取り組むべき成長のための変革
  • 概要

    変化する世界と日本企業が取り組むべき成長のための変革

    変化する世界において、日本の立ち位置は大きく変わりつつあります。本セッションでは、マクロトレンドの流れを概観したうえで、日本企業が「これからの時代の企業」になるために取り組むべき抜本的な変革や、企業戦略の策定にあたり必要となるマクロトレンドの捉え方についてディスカッションします。

  • PwCコンサルティング合同会社 専務執行役 パートナー/
    PwC Japanグループ オファリング&プラットフォームリーダー
    桂 憲司 氏
    PwCコンサルティング合同会社 PwC Intelligence
    チーフエコノミスト
    片岡 剛士 氏
    PwCコンサルティング合同会社 Strategy&
    パートナー
    服部 真 氏
    桂 憲司 氏

    Profile

    PwCコンサルティング合同会社 専務執行役 パートナー/PwC Japanグループ オファリング&プラットフォームリーダー
    桂 憲司 氏
    PwC Japanグループおよびコンサルティング部門におけるストラテジー、トランスフォーメーション、テクノロジー、リスク、デジタルなど全体のサービスおよびプラットフォームの責任者。各業界部門の日本における統括責任者、新興国進出支援室室長などを歴任後、東南アジアにおける日本企業のコンサルティング業務を統括。2018年に帰国後、デジタル領域のビジネスを統括するテクノロジーコンサルティング事業部長を務め、22年7月より現職。

    片岡 剛士 氏

    Profile

    PwCコンサルティング合同会社 PwC Intelligence チーフエコノミスト
    片岡 剛士 氏
    1996年に三和総合研究所に入社し、2001年慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程(計量経済学専攻)修了。17年7月から22年7月まで日本銀行政策委員会審議委員を務める。22年8月にPwCコンサルティング合同会社チーフエコノミストに就任し、現在に至る。

    服部 真 氏

    Profile

    PwCコンサルティング合同会社 Strategy& パートナー
    服部 真 氏
    海外参入戦略やアライアンス/M&Aなどのテーマを中心に豊富なコンサルティング経験を有する。近年は日本企業の海外進出案件を多く手がけ、アジア、南米、アフリカ市場などを対象としたプロジェクトをリード。対象業界は総合商社、消費財、産業財、サービス、エネルギーなど多岐にわたる。ソニー株式会社、ブーズ・アンド・カンパニーを経て現職。

14:45 -
15:30

  • 協賛講演2

  • 企業の変革とM&A
  • 概要

    企業の変革とM&A

    産業構造の変化のスピードを踏まえると、企業はもはや「変革なくして成長なし」の状況にあります。そのような状況下において、継続的にチャレンジすべき企業変革アジェンダの1つとなっているのがM&Aです。本セッションでは、M&Aに戦略的に取り組んできたキリンホールディングス株式会社との対談を交えながら、M&Aを活用し、継続的に事業成長・変革を進めるための要諦について解説します。

  • PwCコンサルティング合同会社
    ストラテジーコンサルティング パートナー
    久木田 光明
    PwCコンサルティング合同会社
    ストラテジーコンサルティング パートナー
    石本 雄一
    キリンホールディングス株式会社
    執行役員 経営企画部長
    高岡 宏明
    久木田 光明 氏

    Profile

    PwCコンサルティング合同会社 ストラテジーコンサルティング パートナー
    久木田 光明 氏

    大手日系コンサルティングファームを経て2012年より現職。中小企業から大企業までさまざまな企業に対して、企業戦略、事業戦略、営業/マーケティング戦略、経営管理、グループ経営、経営変革(BPR)などの戦略/ビジネスコンサルティングを10年以上にわたって提供。特に近年ではM&A戦略策定、買収対象企業の選定、ビジネスデューデリジェンス、統合後の統合プラン策定および統合実行支援(物流統合含む)など、M&A/企業統合に関する実績を多数有する。

    石本 雄一 氏

    Profile

    PwCコンサルティング合同会社 ストラテジーコンサルティング パートナー
    石本 雄一 氏

    大手外資系IT企業を経て、現職。消費財メーカー、エンタテイメント・メディア・情報通信、人材サービスなどさまざまな業界の企業に対してコンサルティングサービスを提供。将来に向けた事業変革の構想策定から実行支援まで一貫したコンサルティングサービスを主に提供しており、中期経営計画策定、M&A・組織再編、海外市場参入、GTM(Go-To-Market)改革などの案件に数多く関与している。

    高岡 宏明 氏

    Profile

    キリンホールディングス株式会社 執行役員 経営企画部長
    高岡 宏明 氏

    1993年キリンビール入社。情報システム部門で社内システムの企画、開発に従事し、キリンビール経営企画部、キリンホールディングス経営企画部、海外留学を経験した後、グループ経営戦略の策定、M&A実務に携わる。2017年にグループのオセアニア酒類事業会社であるLionへ赴任、2018年より同社取締役として経営全般を管掌。2022年1月よりキリンホールディングス経営企画部部長兼DX戦略推進室長、2023年3月よりキリンホールディングス執行役員経営企画部長兼デジタルICT戦略部部長、2024年3月より現職。

15:30 -
16:00

  • 特別講演1

  • 持続的な成長を牽引するM&A戦略
  • 概要

    持続的な成長を牽引するM&A戦略

    持続的な成長を考える上で、M&A戦略は欠かすことのできない要素である。本講演では、オランダのラドバウド大学で組織再編とイノベーションを研究し、『MITスローン・マネジメント・レビュー』誌の記念賞をはじめとする多数の受賞歴を持つリック・アールバース氏が、企業がM&A戦略で注力すべきポイントを紹介する。短期的な利益を得ながら、長期的な価値創造を実現するにはどうすればよいか。そのリスクやメリットは何か。意義のある買収とはどのようなものか。多くの企業が抱える課題を解決するための糸口となるだろう。

  • ラドバウド大学 教授
    リック・アールバース
    リック・アールバース氏

    Profile

    ラドバウド大学 教授
    リック・アールバース 氏

    ラドバウド大学経営研究所(オランダ)の企業再編とイノベーションの教授であり、組織再編センター(オランダ)のディレクターを務める。研究は、Harvard Business Review、Research Policy、British Journal of Management、Journal of Engineering and Technology Management、Journal of Business research、PLOSone、MIT Sloan Management Review、Journal of Product Innovation Management、Long Range Planningなどに掲載されている。

16:00 -
16:30

  • 特別講演2

  • 持続的な成長を実現する社会・産業システム
  • 概要

    持続的な成長を実現する社会・産業システム

    現代において、技術やイノベーションは、経営戦略を考える上で最も外すことのできない要素の一つだろう。本講演では、東京工業大学教授の仙石慎太郎氏が、技術・イノベーション経営の理論を通して、企業が持続的な成長を実現するためのヒントを読み解いていく。まず、過去の研究成果を踏まえた新たなイノベーションモデルのあり方を提案する。そして、そのモデルが実際にどのように社会システムを形成しているか、大腸がん検診事業を例に解説する。さらに、持続的なイノベーションを実現する重要なカギとなる、スタートアップの地域・組織的インキュベーションの方策を考察していく。

  • 東京工業大学 教授
    仙石 慎太郎
    仙石 慎太郎氏

    Profile

    東京工業大学 教授
    仙石 慎太郎 氏

    東京工業大学環境・社会理工学院の教授であり、技術・イノベーション経営論を専門とする。学術のキャリアの以前には、マッキンゼー・アンド・カンパニーやファストトラックイニシアティブ(ベンチャーキャピタル)での実務経験を有する。研究は、Technovation、Technological Forecasting and Social Change、Scientometrics、Research Evaluationなどに掲載されている。

16:30 -
16:40

  • アンケート記入・閉会

DAY2 マーケティング戦略

13:00 -
14:00

  • 基調講演

  • 持続的成長のためのマーケティング経営
  • 概要

    持続的成長のためのマーケティング経営

    日本の人口減少と高齢化は加速し、マーケットがますます縮小する中、企業はどうすれば持続的な成長を遂げられるのか。元ネスレ日本代表取締役社長兼CEOの高岡浩三氏は、21世紀型のマーケティングとイノベーションを通じて、新たな成長モデルを構築することが不可欠だと指摘する。本講演では、ネスレ日本で数々のイノベーションを起こし、同社の持続的成長を牽引してきた高岡氏により、日本企業が目指すべき経営のあり方が示される。

  • ケイアンドカンパニー
    代表取締役(元 ネスレ日本 代表取締役社長兼CEO)
    高岡 浩三
    高岡 浩三氏

    Profile

    ケイアンドカンパニー 代表取締役(元 ネスレ日本 代表取締役社長兼CEO)
    高岡 浩三 氏

    1983年、ネスレ日本入社。各種ブランドマネジャー等を経て、「キットカット 受験生応援キャンペーン」や新しい「ネスカフェ」のビジネスモデルを提案・構築し、利益率の低い日本の食品業界において20%を超える超高収益企業の土台をつくる。2010年〜2020年まで、ネスレ日本代表取締役社長兼CEO。2017年より現職。DXを通じたイノベーション創出のビジネスプロデューサーを務める。

14:00 -
15:00

  • 協賛講演

  • 過去50年のマーケティングはいかに発展してきたか
    How Marketing Has Changed Over 50 Years
  • 概要

    過去50年のマーケティングはいかに発展してきたか

    このセッションでは、過去50年のマーケティングの歴史を振り返り、新しい技術を踏まえた戦略を議論する。コトラー教授によるマーケティングのテキストである「Marketing Management」は、1967年に出版された。その後、マーケティングの理論と実践は、紙の広告、TVやラジオ、eコマースなどその時代ごとに利用可能な技術によって変革を続けてきた。マーケティングは常に際限のない成長を追い求めてきたが、今ではサスティナビリティへの対応も求められている。このセッションでは、AIや機械学習を含む新しいデジタル時代におけるマーケティング戦略についても議論する。

    How Marketing Has Changed Over 50 Years

    This session will review the past 50 years of marketing history and discuss strategies in light of new technologies. "Marketing Management", a marketing textbook by Professor Kotler, was published in 1967. Since then, marketing theory and practice have changed due to technological advances. The first print ads, the visual and auditory appeals of television and radio, and the home delivery of e-commerce, to name a few, have all been replaced by the new technologies now available. Marketing has pursued growth, but sustainability issues have emerged. This session will also examine marketing in the new digital age, including generative AI and machine learning.

  • ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院
    国際マーケティングS.C.ジョンソン&サン特別教授
    フィリップ・コトラー教授

    S. C. Johnson & Son Distinguished Professor of International Marketing,
    Kellogg School of Management, Northwestern University.
    Philip Kotler
    PwCコンサルティング合同会社
    PwC Intelligence
    シニアエコノミスト
    伊藤 篤
    Philip・Kotler氏

    Profile

    ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院
    国際マーケティングS.C.ジョンソン&サン特別教授
    フィリップ・コトラー教授

    マーケティング戦略における著名なリーダーの一人。1953年にシカゴ大学で経済学修士号を修了した後、MITから経済学の博士号を取得した。

    S. C. Johnson & Son Distinguished Professor of International Marketing,
    Kellogg School of Management, Northwestern University.
    Philip Kotler

    He has been honored as one of the world’s leading marketing thinkers. He received his M.A. degree in economics (1953) from the University of Chicago and his Ph.D. degree in economics (1956) from the Massachusetts Institute of Technology (M.I.T.).

    伊藤 篤氏

    Profile

    PwCコンサルティング合同会社
    PwC Intelligence
    シニアエコノミスト
    伊藤 篤 氏

    PwCコンサルティングのシンクタンク部門であるPwC Intelligenceにおける日本経済担当のエコノミスト。日本経済を中心に、世界経済を含むマクロ経済、財政金融政策を調査分析をしている。

15:00 -
15:10

  • アンケート記入・閉会

2024年5月24日(金)12:00まで

Outline

日 時
2024年05月29日(水)DAY1
2024年06月11日(火)DAY2
各日13:00~(12:30からログイン可能)
主 催
ダイヤモンド社 メディア局
企 画
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
協 賛
PwC Japanグループ
会 場
WEBセミナー(擬似ライブ配信)
※ご自宅のPCやスマートフォンで受講可能
定 員
600名
※協賛企業の同業者様のご参加はお断りする場合がございますのであらかじめご了承願います。
受講料
無料(事前登録制/抽選)
申込〆切
2024年5月24日(金)12:00まで

お申込み締切 2024年5月24日(金)12:00まで