お申込み〆切 2025年12月4日(木)12:00
この50年の間に、日本企業を取り巻く社会・経済環境は劇的な変化を遂げました。そしていま私たちは、AIの急速な進化、産業構造を変えるデジタル化、地政学リスクの増大といった地殻変動の真っ只中にあり、未来予測はかつてなく困難になっています。この不確実性の時代において、企業が持続的な事業成長を成し遂げるためには、未来を見通すリーダーシップが不可欠です。AIやデジタル技術をいかに駆使して新たな顧客価値を創造し、競争優位性のある事業へと変革していくか。イノベーションを起こすDNAをいかに組織に組み込むか。こうした、事業成長のエンジンそのものを問い直す必要があります。
      
      本イベントでは、基調対談として『学習する組織』の著書で知られるピーター・センゲ氏と京都先端科学大学の名和高司教授に、不確実性の時代に企業が成長し続けるための組織のあり方について議論いただきます。特別対談1では、花王の長谷部佳宏社長にV字回復を成し遂げた構造改革の本質と同社ならではの成長戦略を伺います。そして、特別対談2ではバーガーキングの運営会社であるビーケージャパンホールディングスの野村一裕社長に、マーケティングで企業課題を解決するという考えの下で実行してきた同社の成長戦略ついて語っていただきます。
      
      これらの講演を通して、AI時代の事業成長、イノベーション創出、そしてそれを実現するリーダーシップと組織開発のあり方まで、これからの経営に不可欠な論点を多角的に議論いたします。新たな時代における経営の羅針盤を見出す機会となれば幸いです。 
『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』編集長 常盤 亜由子
企業成長を加速させる「新たなディシプリン」
- 概要
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未来を創造するうえで組織に欠かせない「5つのディシプリン」について解説した書籍『学習する組織』(原著The Fifth Discipline)。初版の刊行から35年が経ち、世界はコロナ禍やAIの登場をはじめとした、大きな変化に直面し続けている。この不確実性の高い現代において、企業経営者や事業変革の最前線に立つリーダーは、いかに変化に柔軟に対応できる組織を構築し、成長のドライバーを見つけるべきか。本講演では、企業経営者や事業変革を担うリーダー層に向けて、同書の著者であるピーター・センゲ教授と、日本におけるパーパス経営の第一人者、京都先端科学大学の名和高司教授との対談をお届けする。不確実性が高まる現代において、企業が成長し続けるために「学習する組織」はどのように進化すべきか。そして、「5つのディシプリン」の現在地と、その一つ「共有ビジョン」を「パーパス経営」へと接続し、変革を続ける組織のカギを探る。
 
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マサチューセッツ工科大学(MIT)経営大学院 上級講師
ピーター・センゲ 氏
マサチューセッツ工科大学(MIT)経営大学院上級講師、SoL(組織学習協会)創設者。世界で200万部を超えるベストセラーとなった『学習する組織』(原著The Fifth Discipline)の著者として知られる。MITスローンビジネススクールの博士課程を修了、同校教授を経て現職。旧来の階層的なマネジメント・パラダイムの限界を指摘し、自律的で柔軟に変化し続ける「学習する組織」の理論を提唱。この理論はハーバード・ビジネス・レビューに「過去75年間に登場した巨大な影響力を持つアイデアの1つ」と評価されている。また、ザ・ジャーナル・オブ・ビジネス・ストラテジーが選出する「20世紀のビジネス戦略に最も大きな影響を与えた24人」に名を連ね、シュワブ財団の2019年「ソーシャル・イノベーション・ソートリーダー」賞を受賞している。
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京都先端科学大学教授 兼 一橋大学大学院 経営管理研究科 客員教授
名和 高司 氏
三菱商事、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、2010年に一橋大学大学院教授、2020年よrり同校客員教授。同年6月より、京都先端科学大学大学院ビジネススクール教授も務める。著書に『パーパス経営──30年先の視点から現在を捉える』(東洋経済新報社、2021年)、『稲盛と永守 京都発カリスマ経営の本質』(日本経済新聞出版、同)、『学習優位の経営──日本企業はなぜ内部から変われるのか』(ダイヤモンド社、2010年) 、『シン日本流経営』(ダイヤモンド社、2025年)、『カイシャがなくなる日 ── 組織と働き方の進化論』(Bow Books,、同)などがある。
 
AI Ready?生成AIが顧客の何を変えるのか?
生成AIの普及により、顧客の行動は「検索」から「対話」へと劇的にシフトし、企業と顧客の関係性は新たなフェーズへと移行しています。本セッションでは、「AIエージェント時代」における消費者行動の4つの根本変化を解説し、消費者のインサイトがどのように変容しているのか、その深層を探ります。そして、経営幹部が今すぐ取るべき具体的なアクションを時間軸別に整理し、未来の競争優位を築くための実践的な戦略についてお話しします。
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ネットイヤーグループ株式会社 代表取締役社長 CEO
廣中 龍蔵 氏
1990年に株式会社富士総合研究所(現・みずほフィナンシャルグループ)に入社。2001年にネットイヤーグループ株式会社へ参画し、戦略部門トップとしてインターネット黎明期から多業界のデジタルサービス立ち上げを主導。2008年の東証マザーズ上場に際し、中心メンバーとして上場実現を牽引した。2009年に株式会社ドッツを設立し代表取締役に就任。2024年6月、ネットイヤーグループ代表取締役社長 CEOに就任し、DXおよび生成AI時代の顧客体験変革を推進している。2007年より甲南大学大学院社会学研究科非常勤講師、2013年よりエムケー精工株式会社社外監査役を務める。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、早稲田大学大学院商学研究科(早稲田大学ビジネススクール)修了。
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不確実な時代を勝ち抜く:AIが導くデータドリブン経営の羅針盤
- 概要
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未来予測が困難な不確実性の時代 、意思決定を行うリーダーの皆様には羅針盤が不可欠です。組織に散在するデータから迅速に「洞察」を引き出し、具体的な「アクション」に繋げるデータドリブンな経営が求められています。しかし、そのプロセスは容易に実現できるわけではありません。本セッションでは経営者・意思決定者の皆様がデータドリブンな意思決定を行うための課題に対し、AIを活用しながらデータから迅速に洞察を得て、事業成長のエンジンとするための具体的な方法を解説します。
 
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株式会社セールスフォース・ジャパン ソリューション統括本部 Tableau本部 プロダクト・スペシャリスト部 リードスペシャリストSE
冨永 康之 氏
2000年日本アイ・ビー・エム入社。ソフトウェア製品のテクニカルセールス、サービス、ソフトウェア開発研究所長補佐を経て、2017年よりソフトウェアエンジニアおよびプロダクトマネジャーとして自然言語処理製品を担当。2021年Salesforceに入社、Tableau製品の技術支援に従事。現在は同社スペシャリストSEとしてTableau AI製品を担当。
 
AI導入をゴールにしない!プロセスとテクノロジー融合で切り拓くAIファースト変革の未来
- 概要
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AI導入そのものを目的とせず、組織の成長を真のゴールとするAIファースト変革の在り方を探ります。単なる技術活用にとどまらず、AIを経営戦略に深く組み込み、全社レベルでの変革を推進するために、今、現場のデータやオペレーション主導の取り組みを最大限に活かす「プロセスインテリジェンス」の役割が注目されています。AIとプロセスインテリジェンスの融合により、意思決定のスピードとオペレーションの効率性は飛躍的に高まり、持続的成長を促進する新たなビジネスモデルを実現します。本セッションでは、その成果と実践的なアプローチを最新事例とともに対談形式でご紹介します。
 
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ジェンパクト株式会社 代表取締役社長 兼 CEO
深田 アレン 氏
2023年11月より現職。先進テクノロジーとプロセスインテリジェンスを融合し企業変革からの成果創出を支援するジェンパクトのビジネスリーダーとして、日本市場における事業拡大を推進。IT、コンサルティングのグローバル企業で、ビジネス変革や成長推進の支援で35 年以上の豊富な経験を有す。複雑なビジネスプロセスおよびテクノロジー変革におけるソリューションの開発と実装を強みとし、モビリティ、情報技術、通信、製造、ライフサイエンス・ヘルスケア、エネルギーなど、多岐にわたる業種の国内外クライアント向けに、コンサルティングサービスから実行、運用まで、包括的な支援を提供。
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ジェンパクト株式会社 Advisory Vice President & Sr. Partner
田邊 智康 氏
25年以上、戦略から実行までを一気通貫でリードしてきたAI/デジタル変革リーダー。主要な業界は、ヘルスケア/ライフサイエンス(製薬、医療機器、医療機関、保険者)。Accentureで13年、APAC横断のR&D/CRM領域を含む大規模変革を推進後、IBMではヘルスケア事業開発、KPMGではRPA/AIを核としたDigital Labor & Transformationのパートナーとして全社DXを牽引。UiPathでは執行役員/カスタマーサクセス本部長として日本支社の立上げ/拡大、そしてCS組織をゼロから立ち上げ、顧客企業の自動化スケールと価値実現を加速。
 
花王が描く持続的な成長への道筋
花王は、近年の目まぐるしい事業環境の変化に対応し、次の時代に飛躍を遂げるため、2023年に中期経営計画「K27」を始動させた。長谷部佳宏社長のリーダーシップのもとで推進される構造改革を通じ、早くも営業利益の大幅な回復という形で成果を現しつつある。本講演では、同社の特徴であった「マトリックス型組織」からの脱却や、創業以来のDNAである「よきモノづくり」を学び、次代へ継承する自学共生の場「佑啓」(ゆうけい)の開設、そして成長を牽引する「グローバル・シャープトップ戦略」を軸に、花王が描く持続的な成長への道筋、その本質に迫る。
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花王 代表取締役社長執行役員
長谷部 佳宏 氏
1960年生まれ、宮城県出身。東京理科大学大学院博士課程修了後、1990年4月に花王入社。ヘアビューティ研究所長、研究開発部門統括、専務執行役員などを経て、2021年1月より現職。
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聞き手:
『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー』編集部 副編集長村田 康明
 
Coming Soon
- 概要
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株式会社ヤプリ
 
バーガーキングはマーケティングの力で課題を解決し、成長を実現する
かつて日本市場からの撤退や大量閉店を経験するなど、その道のりはけっして平坦ではなかったバーガーキング。しかし、その危機的状況から一転、運営元がビーケージャパンホールディングスに変わると攻勢に転じ、現在では日本における存在感を急速に高めている。その復活劇を主導したのが、2019年にマーケティングディレクターとして入社し、2023年より代表取締役社長を務める野村一裕氏だ。 本講演では、野村社長が貫く「マーケティングで企業課題を解決する」という思想の下で実行してきた、ポジショニング戦略や強みである「クリティカル・コア」の設定、そして賛否両論を巻き起こしたユニークなマーケティング施策について話を聞く。
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ビーケージャパンホールディングス 代表取締役社長
野村 一裕 氏
1978年、ドイツ・ハンブルク生まれ。2002年、上智大学卒業後、キリンビールに入社し、料飲店・量販店の営業担当や商品マーケティング担当を務める。2019年、ビーケージャパンホールディングスに入社。同年に新体制となったバーガーキングのマーケティングディレクターとして、マーケティング戦略、新商品開発、ブランドコミュニケーションを指揮。2022年にCOO就任。マーケティング部門に加え、店舗開発やフランチャイズビジネス部門を統括。2023年1月に代表取締役社長に就任し、現在に至る。一橋大学大学院でMBA(国際企業戦略を専攻)を取得。
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聞き手:
『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー』編集部 副編集長村田 康明
 
17:00 - 17:20 アンケート記入・閉会
         ※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
お申込み〆切 2025年12月4日(木)12:00
セミナー概要
- 日 時
 - 2025年12月9日(火) 12:00-17:20(11:30からログイン可能)
 - 主 催
 - ダイヤモンド社 メディア局
 - 企 画
 - DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
 - 協 賛
 - ネットイヤーグループ株式会社、株式会社セールスフォース・ジャパン、ジェンパクト株式会社、株式会社ヤプリ
 - 会 場
 - WEBセミナー(擬似ライブ配信)
※ご自宅のPCやスマートフォンで受講可能 - 定 員
 - 600名
※協賛企業の同業者様のご参加はお断りする場合がございますのであらかじめご了承願います。 - 受講料
 - 無料(事前登録制/抽選)
 - 申込〆切
 - 2025年12月4日(木)12:00
 
Sponsor
お申込み〆切 2025年12月4日(木)12:00





