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Introduction

労働人口の減少による採用難、急速なAIの進化、働き方改革、コロナ禍でのリモートワークの普及、人的資本経営の重視など、この数年で人材をめぐる課題は山積しています。こうした時代においても、人を活かし、その力を集結して組織の成長につなげるには、何がカギになるのでしょうか。今回は「人を活かす、成果を引き出す組織マネジメント」をテーマに、さまざまなゲストと考察します。基調講演として、2013年の論文「雇用の未来」で、テクノロジーにより多くの仕事が失われる可能性を示し、大きな話題となったオックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授を招き、「AI時代における人間のあり方、働き方」について伺います。特別対談では、味の素の栢原紫野執行役（ダイバーシティ・人財担当）に、同社が従業員にパーパスへの共感、自分ごと化を促すことで、従業員の成長を企業価値向上につなげる取り組みをお聞きします。特別講演では、法政大学キャリアデザイン学部の田中研之輔教授に、「人的資本経営を加速させる最先端のキャリアオーナーシップ」をテーマにお話しいただきます。登録は無料ですので、ぜひお気軽にご参加ください。 『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー』編集部

Program

人を活かす、成果を引き出す

組織マネジメント

基調講演

12:00-

  • AI時代における人間のあり方、働き方
    概　要
  • オックスフォード大学
    教授
    マイケル・オズボーン 氏
    プロフィール
マイケル・オズボーン 氏

概　要

マイケル・オズボーン氏は2013年に発表した共著論文「雇用の未来」で、テクノロジーによって多くの仕事が自動化され、失われる可能性を示し、大きな議論を巻き起こした。それから約10年が経ち、生成AIの登場によって、私たちは新たな局面を迎えている。では、私たちの働き方はこれからどのように変わっていくのだろうか。このテーマを考えるに当たり、オズボーン氏になぜ「雇用の未来」を書き、何を社会に伝えようとしたのかをあらためて尋ね、AIがもたらした結果に誰が責任を取ることができるのか、AIとともに私たちが進むべき道とは何かを明らかにしていく。本講演は、これからのキャリア形成や働き方を考える上で、貴重な洞察を得る機会となるだろう。

マイケル・オズボーン氏

講 師

マイケル・オズボーン 氏

オックスフォード大学
教授

工学博士、英オックスフォード大学工学部教授。2012年に准教授、2019年より現職。専門分野は機械学習。15年から同大学・技術と雇用研究プログラム共同代表。マインド・ファウンドリーの共同創業者。共著論文に“The Future of Employment”（雇用の未来）がある。人工知能が日本の労働力人口に与える影響の研究を野村総合研究所と実施し発表、注目を集めた。

協賛講演1

13:00-

  • 事業戦略を具現化するための 実践的人的資本経営の考察
    ―Human Capital Management Leveraging the Manager Experience―
    概　要
  • Ridgelinez 株式会社
    People & Organization Transformation Practice
    執行役員 Partner
    石田 秀樹 氏
    プロフィール
石田 秀樹 氏

概　要

人的資本経営は、多くの企業のマテリアリティ（重要課題）の一つとして位置づけられており、現在、各企業においてより本質的な実践が求められています。その具現化には、企業の人材マネジメントの「OS」の抜本的なアップデートに加え、人的資本価値を継続的に向上させるための仕組みの実装が不可欠です。本講演では、Ridgelinezの「人的資本価値向上循環モデル」をご紹介し、組織のパフォーマンス向上の起点となるManager Experienceの重要性について解説します。

石田 秀樹 氏

講 師

石田 秀樹 氏

Ridgelinez 株式会社
People & Organization Transformation Practice
執行役員 Partner

金融・製造・通信・ハイテクの各業界を中心に、20年以上のコンサルティング経験に基づいた「人起点」の実践的な変革支援を得意とする。事業戦略策定、人財戦略策定（人的資本経営の実践）、組織構造変革（DX推進組織設計・グループガバナンス）、人事機能変革、Employee Experience視点でのワークスタイル変革、人事基幹システム構築、組織風土変革、リスキリング実行支援、People Analytics（人財情報分析による変革アプローチ）等の支援を数多く手掛けた経験を有する。

協賛講演2

13:30-

  • 人的資本経営の土台となる人材の”量”と”質”の把握
    概　要
  • パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社
    コンサルティング事業部 コンサルティング第1統括部
    人事DXコンサルティング5部 ゼネラルマネジャー
    酒井 悠汰 氏
    プロフィール
酒井 悠汰 氏

概　要

人的資本経営による成長シナリオを策定するために、中長期的な人材ポートフォリオが重要な論点にあげられます。人材ポートフォリオを策定するにあたり、事業戦略との接続と、現状の人材把握の2点が大きな壁となります。経営・事業と人事が一体になり推進・検討することが大前提ですが、人事起点でのファーストステップは、現状を正しく把握することだと捉えています。本セミナーでは、従業員の現状を"量"と"質"の両面からどのように把握していくべきか？についてのポイントをお伝えします。このポイントを押さえることで、計画策定～具体的な施策の立案・実行に接続し、人的資本経営の土台構築を後押しします。

酒井 悠汰 氏

講 師

酒井 悠汰 氏

パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社
コンサルティング事業部 コンサルティング第1統括部
人事DXコンサルティング5部 ゼネラルマネジャー

2017年入社以降、人事データの分析・活用を主軸に、上流の人事企画から、テクノロジーを活用した運用改善・定着をコンサルタントとして従事。人的資本経営がトレンドとなる以前より、人事データを起点とした要員管理/計画、スキル定義/活用、ハイパフォーマー分析等のプロジェクトに携わり、伴走型で確実な運用定着までを支援。2024年4月に現職に着任し、人的資本・タレントマネジメント領域のサービス責任者を務める。

協賛講演3

14:00-

  • 経営戦略のカギを握る「人事評価」
    今知りたい効率的な評価業務とシームレスな人事データ活用
    概　要
  • 株式会社SmartHR
    事業戦略統括本部 プロダクトマーケティング本部 プロダクトマーケティングマネージャー
    山口 凜奈 氏
    プロフィール

概　要

経営戦略と密接な連携が求められる人事戦略。その人事戦略の中核を成すのが人事評価です。そんな評価業務のお悩みは、お立場ごとに様々なものがございます。
・評価者：評価期間中の工数が通常業務を圧迫
・被評価者：評価ツールがわかりにくい、使いにくい…
・人事戦略を管掌される方：評価業務が点で終わってしまい、データ活用ができていない
大別すると「効率化」「評価データの活用」に整理できるケースが多いこれらの課題。本講演では、この解決方法を説明します。

山口 凜奈 氏

講 師

山口 凜奈 氏

株式会社SmartHR
事業戦略統括本部 プロダクトマーケティング本部 プロダクトマーケティングマネージャー

九州大学大学院経済学府を卒業後、コンサルティングファームで業務改革の案件を複数経験。SmartHR入社後はプリセールス組織の立ち上げを担い、エンタープライズ企業の導入検討を支援。現在はタレントマネジメント事業のプロダクトマーケティングマネージャーを担当。

協賛講演4

14:25-

  • 経営の想いと情報浸透がもたらす、組織と個人のポテンシャル最大化
    概　要
  • 株式会社ヤプリ
    取締役執行役員COO
    山本 崇博 氏
    プロフィール
山本 崇博 氏

概　要

人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげることが求められている昨今、経営の想いや方向性をしっかり理解した上で、いかに個のポテンシャルを最大化させるかが重要になっています。本セミナーでは、経営の想いと情報浸透が、個人および組織の成長にどのように寄与するのか？その中で、マネジメントがどのようなことを意識すべきかを、事例を交えてご紹介します。

山本 崇博 氏

講 師

山本 崇博 氏

株式会社ヤプリ
取締役執行役員COO

2019年株式会社ヤプリ入社。現在取締役執行役員兼、セールス・マーケ統括本部を管掌。それ以前は、外資系広告代理店、ゲーム会社を経て、前職の株式会社アイ・エム・ジェイでは、執行役員として、マーケティングコンサルティング部門を牽引。製造、通信、放送、流通、教育、金融など多業種に渡るクライアントを支援。

特別対談

14:55-

  • 味の素は個人のパーパスの実践で企業価値を向上させる
    概　要
  • 味の素 執行役（ダイバーシティ・人財担当）
    栢原 紫野 氏
    プロフィール

    聞き手：
    『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー』編集長
    常盤亜由子

栢原 紫野氏

概　要

個人を活かし、組織の成長につなげる重要性を理解している経営者や人事担当者は少なくないが、その実践は難しい。味の素は、「アミノサイエンス®で、人・社会・地球のWell-beingに貢献する」というパーパスやそれを実現する取り組みである「ASV：Ajinomoto Group Creating Shared Value」（自社の事業を通じて社会課題に取り組み、経済価値を生み出す）に対する従業員の共感、自分ごと化を促す施策を通じて、従業員エンゲージメントを高め、企業価値向上につなげているという。本対談では、同社執行役（ダイバーシティ・人財担当）の栢原紫野氏に、個人の成長を組織の成長につなげる味の素ならではの仕組みを聞く。

栢原 紫野氏

講 師

栢原 紫野 氏

味の素 執行役（ダイバーシティ・人財担当）

1990年4月味の素に入社。営業担当、本社人事部やグループ会社・工場等の人事部門を経て2018年広報部長、2020年九州支社長。2023年4月より現職。

協賛講演5

15:55-

  • タレントマネジメントの新潮流
    〜リーダーシップと人的資本の統合による持続可能な成長戦略〜
    概　要
  • 株式会社HRBrain
    事業統括本部 フィールドセールスチームリーダー
    遠藤 蒼大 氏
    プロフィール
遠藤 蒼大 氏

概　要

急速に変化する市場環境の中で、組織の競争力を維持するためには、優れたタレントマネジメント力が求められます。本講演では、「リーダーシップ」「人材配置」「育成」「カルチャー醸成」「人的資本経営」という5つの重要な要素に焦点を当てます。これらの要素を通じて、組織が直面する課題をどのように克服し、従業員の強みを最大限に引き出し、組織の効率性とパフォーマンスを向上させるかを、先進企業の事例とともに具体的なアプローチ方法をご紹介します。本講演が貴社の人材戦略に新たな視点を提供し、組織の未来を切り拓くヒントとなれば幸いです。

遠藤 蒼大 氏

講 師

遠藤 蒼大 氏

株式会社HRBrain
事業統括本部 フィールドセールスチームリーダー

新卒で大手人材会社に入社し、求人広告やダイレクトリクルーティングを用いた中途採用支援に従事。その後、株式会社HRBrainに入社し中小〜大手企業に向け、タレントマネジメントシステム等の提案や導入支援を通じ、100社以上の人事課題を解決に導く。2021年度の全社MVP受賞を経て、現在は営業部のチームリーダーを担当。

協賛講演6

16:25-

  • 組織を活性化させる科学的アプローチ
    〜生成AIとデータ活用で進化する人的資本時代のタレントマネジメント〜
    概　要
  • 株式会社プラスアルファ・コンサルティング
    タレントパレット事業部 副事業部長
    山夲 哲平 氏
    プロフィール
山夲 哲平 氏

概　要

人的資本経営への注目が集まる今、人材データを一元管理し、業務効率化に繋げるだけではなく、どのように活用していくかが重要となっています。本講演では、社員のパフォーマンスの最大化を目的とした最新のタレントマネジメントについて、先進企業の事例を用いながら解説致します。

山夲 哲平 氏

講 師

山夲 哲平 氏

株式会社プラスアルファ・コンサルティング
タレントパレット事業部 副事業部長

大学卒業後、大手SIerにてBtoB向けのシステムネットワークや自社開発の業務システムなどIT領域での提案・販売を経験。2013年にプラスアルファコンサルティングへ入社。定性情報の見える化や、CRMの必要性や選定ポイントなどをマーケッター向けに支援し、現在は「タレントパレット」事業部にて科学的人事戦略に向けた取り組みや、自社の採用課題の解決やメンバー育成などを推進。

特別講演

17:00-

  • 人的資本経営を加速させる最先端のキャリアオーナーシップ
    概　要
  • 法政大学キャリアデザイン学部 教授
    田中 研之輔 氏
    プロフィール

概　要

変化の激しい時代において、企業が競争力や生産性を高めるには、従業員の自律的な成長を促して活かす人的資本経営が欠かせない。しかしこれまで多くの企業では、主体的、自律的に働く従業員はけっして多くなかった。従業員をこれからの時代に合わせ、最先端のキャリアオーナーシップを持つ人材へと変えるために、人事部はどのような役割を果たすべきか。本講演では、法政大学キャリアデザイン学部教授の田中研之輔氏が、自律的な従業員を増やし、活かすためのキャリア開発とその検証方法について、事例も交えながら解説する。

田中 研之輔氏

講 師

田中 研之輔 氏

法政大学キャリアデザイン学部 教授

プロティアン・キャリア協会代表理事、キャリアナレッジ代表取締役社長。元カルフォルニア大学バークレー校客員研究員、元メルボルン大学客員研究員、日本学術振興会特別研究員（PD:一橋大学　SPD：東京大学）。専門はキャリア論、組織論。社外顧問を36社歴任。個人投資家。ソフトバンクアカデミア外部一期生。専門社会調査士。著書は35冊に上る。共著を含む著書に『辞める研修 辞めない研修–新人育成の組織エスノグラフィー』『先生は教えてくれない就活のトリセツ』『ルポ不法移民』『丼家の経営』『都市に刻む軌跡』『走らないトヨタ』、訳書に『ボディ＆ソウル』『ストリートのコード』などがある。近著に『プロティアン―70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本論』、最新刊に『進化するキャリアオーナーシップ』『実践するキャリアオーナーシップ』がある。日経ビジネス、日経STYLE他メディア多数連載。プログラム開発・新規事業開発を得意とする。

閉会

18:00-18:10

  • アンケート記入

※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

Outline

日時
2024年9月5日（木）
12:00～(11:30からログイン可能）
主催
ダイヤモンド社　メディア局
企画
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
協賛
Ridgelinez株式会社、パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社、株式会社SmartHR、株式会社ヤプリ、株式会社HRBrain、株式会社プラスアルファ・コンサルティング、KDDI株式会社
会場
WEBセミナー（擬似ライブ配信）※ご自宅のPCやスマートフォンで受講可能
定員
800名
※協賛企業の同業者様のご参加はお断りする場合がございますのであらかじめご了承願います。
受講料
無料（事前登録制／抽選）
問い合わせ先
ダイヤモンド社　ビジネスフォーラム事務局
問い合わせ先アドレス
dol_seminar@diamond.co.jp
申込〆切
2024年9月2日（月）12:00まで