お申込みは終了いたしました

ごあいさつ

パンデミックの拡大や自然災害の増加、貧困や格差の増大、人権侵害への厳しい世論など、この数年の社会変化はビジネスに大きな影響を与えています。ビジネスリーダーは、世界が共通する課題に対して積極的な役割を果たし、社会、環境、経済の持続可能性を追求しなければなりません。もしも社会の課題を傍観したり、地球の環境問題を「他人事」として片付けたりすると、それが評判を落とし、企業価値の下落につながる時代になったのです。とはいえ、成長を実現しながらサステナビリティ経営を実践するのは容易いことではありません。そこで基調講演では、約120年前の創業時から、事業で得た利益を社会貢献につなげる「利益三分主義」の理念を掲げて成長してきた、サントリーホールディングスの新浪剛史・代表取締役社長に、その経営の本質を伺います。さらに、ユニコーン企業として注目を集めるSpiber(スパイバー)の関山和秀・代表執行役に登壇いただき、世界で初めてタンパク質を主成分とした「人工合成クモ糸繊維」の開発秘話、そして社員の持続可能なウェルビーイングを実現する組織のあり方について伺います。コロンビア大学客員教授である本田桂子さんには、ESG投資の最前線について、その歴史を含めて解説いただきます。上場企業の開示義務化が進む中、ESG投資が集まる企業の条件とは何か、本田さんのわかりやすく、示唆に富んだお話は必聴です。協賛講演においても損はさせません。豊富な知見を持つ講師の話からは、サステナビリティ経営のヒントが数多く得られるはずです。

『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集長』 小島 健志

開催概要

名称
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー マネジメントフォーラム
成⻑戦略としてのサステナビリティ経営の実践
主催
ダイヤモンド社 ビジネスメディア局
企画
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
協賛
アクセンチュア、ニュートンコンサルティング
日時
2022年8月30日(火) 13:00 Start(12:30からログイン可能)
会場
WEBセミナー(擬似ライブ配信) ※ご自宅のPCやスマートフォンで受講可能
受講料
無料(事前登録制/抽選)
※当選者には受付から2週間以内にメールにて視聴用URLをご連絡いたします。
定員
200名
お申込みは終了いたしました

講 師

基調講演講師

サントリーはいかにサステナビリティ経営を実践しているか

 概要  約120年前の創業時から、事業で得た利益を社会貢献につなげる「利益三分主義」の理念を掲げてきたサントリー。その理念は脈々と引き継がれ、現在では新浪剛史社長の下、業界の垣根を超えて使用済みプラスチックの再資源化技術事業を始めるなど、数々の先駆的なサステナビリティへの取り組みを行っている。本講演では、新浪社長に創業時から現代に受け継がれるサステナビリティ経営の実践を聞く。

  • サントリーホールディングス
  • 代表取締役社長
  • 新浪 剛史氏
  • サントリーホールディングス 新浪 剛史氏
  • 1959年、神奈川県生まれ。1981年、三菱商事入社。1991年、ハーバード大学経営大学院修了(MBA取得)。2002年、ローソン代表取締役社長CEO。2014年よりサントリーホールディングス代表取締役社長。2016年から米国外交問題評議会Global Board of Advisorsメンバー、2020年から経済同友会副代表幹事、2021年から米日カウンシル評議員会副会長を務める。

協賛講演講師

成長戦略としてのサステナビリティ経営

 概要  日本でも関心の高まりを示している「サステナビリティ」は、その高まりの発端となった、「GHG排出量削減」に関する対応義務(リスク)として捉えるのではなく、また、株主への情報開示を目的とした活動(ESG)に留めるのでもなく、世界の先進企業が取り組んでいるように、より広範の社会課題(SDGs)の解決というテーマを企業の成長戦略の中枢としてとらえ、差別化戦略として取り組んでいくことができるかが問われている。
本講演では、上記のチャレンジについて、先進事例を交えながら、どのように考え、取り組んでいくべきかについて解説する

  • アクセンチュア
  • ビジネス コンサルティング本部 ストラテジーグループ 公共サービス・医療健康 プラクティス日本統括 兼 サステナビリティ プラクティス日本統括 兼 アクセンチュア・イノベーションセンター福島 センター共同統括 マネジング・ディレクター
  • 海老原 城一氏
  • アクセンチュア 海老原 城一氏
  • 東京大学卒業後、1999年アクセンチュア入社。行政、公共事業体、民間企業の戦略立案から大規模トランスフォーメーションプロジェクトまで多くに携わる。近年では、技術の進展に伴うデジタル戦略策定業務やスマートシティの構想立案、サーキュラ―エコノミーの戦略策定などの業務に多数従事。監訳書に『サーキュラー・エコノミー・ハンドブック 競争優位を実現する』(日本経済新聞出版、2020年)がある。

協賛講演講師

サステナブルな経営に役立つサステナブルなERMとは

 概要  足元では噴火や地震、火災・爆発、サプライチェーン、人権、ガバナンス、風評、サイバー攻撃、将来に目を向ければ気候変動に伴う物理的な環境変化や社会・技術環境トレンドの変化など、企業の事業活動は無数のリスクに取り巻かれています。一方で、SDGsやTCFD、マテリアリティ、ERM、BCPなどリスク管理にはさまざまなツールが存在します。企業は今後、状況をどう整理し、ツールを使っていけばよいのか。効果的・効率的なERMとは何か。手段に踊らされない、真に経営に役立つリスクマネジメントとは何かについて解説します。

  • ニュートン・コンサルティング
  • 取締役副社長 プリンシパルコンサルタント
  • 勝俣 良介氏
  • ニュートン・コンサルティングを立ち上げ、取締役副社長に就任。自社サービスの品質管理、新規ソリューション開発を率いる。コンサルタントとしても、その柔軟且つ的確なコンサルティング手法には定評があり、幅広い業界/規模のお客様に支持されている。全社的リスクマネジメント(ERM)、BCP・危機管理、ISO、コーポレートガバナンス、ITガバナンス、セキュリティ対応など幅広いコンサルティングスキルを有する。

特別対談① 講師

Spiberのサステナビリティ経営

 概要  主原料を石油にも動物資源にも依存せず、微生物発酵で作られる革新的なタンパク質素材「Brewed Protein™️」の量産化に成功し、大きな注目を集めるSpiber(スパイバー)。同社は、社員の持続可能なウェルビーイングを目指すユニークな施策で、サステナブルな組織づくりにも取り組んでいる。そのユニークな施策の一つが、自分の給与をみずから決定する「自己決定型の給与制度」の導入だ。本講演では、関山代表執行役にSpiberのサステナビリティ経営について話を聞く。

  • Spiber
  • 代表執行役
  • 関山 和秀氏
  • Spiber 関山 和秀氏
  • 2001年、慶應義塾大学環境情報学部入学。2002年より山形県鶴岡市にある同大学先端生命科学研究所を拠点に研究活動に携わり、2004年よりクモ糸の人工合成の研究を開始。博士課程在学中の2007年、学生時代の仲間とともにスパイバー(現Spiber)を設立し、2013年、世界初の合成クモ糸繊維の量産化に関する基礎技術の確立に成功。2019年には、人工タンパク質素材を使った世界初のアウトドアジャケットを発売し、世界的な注目を浴びる。現在はアパレル向け繊維素材だけではなく、さまざまな分野の素材開発・製造を手がけている。

特別対談② 講師

企業経営を変えるESG投資の潮流と課題

 概要  投資先企業の環境、社会、ガバナンス(ESG)への取り組み状況を投資判断に組み入れるESG投資への関心が、日本でも急速に高まっている。それに伴い、企業に対するESG関連情報の開示義務化の動きも進んでいるが、ESG投資そのものに対する正しい理解が広がっているとは言い難い。そこで本講演では、コロンビア大学でESG投資に関する調査・研究を行う本田桂子氏が、ESG投資について、その歴史や世界の潮流、サスティナブル投資など他の投資の違いを交えながら、わかりやすく解説する。

  • コロンビア大学 国際関係公共政策大学院
  • 客員教授
  • 本田 桂子氏
  • 米国コロンビア大学国際公共政策大学院 本田 桂子氏
  • 外資系金融機関やコンサルティングファームを経て、1989年マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、1999年にパートナー、2007年にシニア・パートナー(アジア女性初)に就任。2013年から2019年まで世界銀行グループ多数国間投資保証機関(MIGA)の長官CEOを務め、現在はコロンビア大学国際関係公共政策大学院 客員教授として、ESG投資に関する調査・研究を行う。三菱UFJフィナンシャル・グループ社外取締役、AGCの社外取締役と指名委員会委員長、リクルートホールディングスの社外取締役、国連の投資委員会委員も務める。

お申込みは終了いたしました

プログラム

13:00-13:50
(50分)
◇開催のご挨拶

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー
編集長
小島 健志

◇基調講演「サントリーはいかにサステナビリティ経営を実践しているか」

サントリーホールディングス
代表取締役社長
新浪 剛史氏

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー
編集長
小島 健志
13:50-14:20
(30分)
◇協賛講演「成長戦略としてのサステナビリティ経営」

アクセンチュア
ビジネス コンサルティング本部 ストラテジーグループ 公共サービス・医療健康 プラクティス日本統括 兼 サステナビリティ プラクティス日本統括 兼 アクセンチュア・イノベーションセンター福島 センター共同統括 マネジング・ディレクター
海老原 城一氏
14:20-14:50
(30分)
◇協賛講演「サステナブルな経営に役立つサステナブルなERMとは」

ニュートンコンサルティング
取締役副社長 プリンシパルコンサルタント
勝俣 良介氏
14:50-15:30
(40分)
◇特別対談①「Spiberのサステナビリティ経営」

Spiber
代表執行役
関山 和秀氏

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
副編集長
村田 康明
15:30-16:30
(60分)
◇特別対談②「企業経営を変えるESG投資の潮流と課題」

コロンビア大学 国際関係公共政策大学院
客員教授
本田 桂子氏

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー
編集長
小島 健志
16:30-16:40
(10分)
◇閉会・アンケート
お申込みは終了いたしました