人の可能性を信じ
「全員活躍」を実現する組織
―有識者と考える人的資本経営―

【オンラインイベント】

参加無料

2022年1116日(水)13:00
お申込みは終了いたしました

ごあいさつ

「人」をベースとした経営・戦略や組織、そしてイノベーションに関する情報をお届けする「ダイヤモンド・オンライン 経営・戦略デザインラボ」(https://diamond.jp/list/genre/management)

特集「進化する組織」に連動した、理論と実践をかけ合わせたオンラインイベントシリーズの第5弾のテーマは、「人の可能性を信じ『全員活躍』を実現する組織 ー有識者と考える人的資本経営ー」です。

日本経済の「失われた20年」の大きな要因のひとつとして挙げられるのが、「人への投資」の不足です。海外に目を向けると、従来の株主偏重の短期志向の資本主義のあり方に疑問を投げかけ、環境問題への関心の強さと相まって、ESG(環境、社会、ガバナンス)の観点を重視する長期志向の傾向が強まっています。その源泉となるのが「人」です。

これまでの日本企業は「人」を人件費として管理することが一般的でした。しかし、企業の競争力と生産性を高め、企業価値を向上させるためには、人への投資は不可欠です。人への投資を積極化し、一人一人が持っている能力や資質、価値観、などを最大限に引き出す「人的資本」経営に大きな注目が集まっている背景でもあります。

一方で、それらを数値で可視化したり、指標を設けたりすることは難しい側面もあります。従業員の「ウェルビーイング」や「エンゲージメント」をどのように測定するか、人的資本経営に取り組み始めている企業は頭を悩ませていることでしょう。こうした、人的資本の開示ルールを具体化する「人的資本開示」を求める声は世界中で増しており、欧州各国は先行して開示の義務化を進めています。米国でも法的義務を課す動きが活発化しており、この潮流は日本をも巻き込んでいくはずです。

本イベントではそのような背景を踏まえ、国内のウェルビーイングの第一人者である慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司氏と、協和銀行(現・りそな銀行)、HOYA、AIU保険など多くの企業で人事改革を実施してきたカゴメ常務執行役員CHO(最高人事責任者)の有沢正人氏を始め、「人と組織」に関するエキスパートが集結。人を大切にし、人の可能性を信じて「全員活躍」を実現する組織の条件とは何か?どのように組織改革や人事改革をすべきか?何を大切にすべきなのか?徹底的に語り合います。

開催概要

名 称
人の可能性を信じ「全員活躍」を実現する組織 ー有識者と考える人的資本経営ー
主 催
ダイヤモンド社 ビジネスメディア局
企 画
ダイヤモンド社ヴァーティカルメディア編集部
協 賛
マーサー ジャパン、B&DX、エッグフォワード、プラスアルファ・コンサルティング
日 時
2022年11月16日(水) 13:00-17:10(12:30からログイン可能)
会 場
オンラインイベント(擬似ライブ配信)
※ご自宅のPCやスマートフォンで受講可能
受講料
無料(事前登録制/抽選)
※当選者には受付から2週間以内にメールにて視聴用URLをご連絡いたします。
定 員
定員250名
※協賛企業の同業者様のご参加はお断りする場合がございますのであらかじめご了承願います。
お申込みは終了いたしました

お申込み〆切:2022年11月9日(水)12:00まで

プログラム / 講師

基調対談講演

社員の人生と価値を大切にするこれからの人事制度

慶應義塾大学大学院
システムデザイン・マネジメント研究科 教授

前野 隆司 氏

  • 前野 隆司 氏
  • まえの・たかし/慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科教授。1986年東京工業大学理工学研究科機械工学専攻修士課程修了後、キヤノン株式会社入社。1993年博士(工学)学位取得(東京工業大学)、1995年慶應義塾大学理工学部専任講師、同助教授、同教授を経て2008年より慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)教授。2011年4月から2019年9月までSDM研究科委員長。1990年~1992年カリフォルニア大学バークレー校Visiting Industrial Fellow、2001年ハーバード大学Visiting Professor。著書に『幸せな大人になれますか』(小学館)、『ディストピア禍の新・幸福論』(プレジデント社)、『ウェルビーイング』(日経BP)、『感動のメカニズム』『幸せのメカニズム』(ともに講談社)、『幸せな職場の経営学』(小学館)など。

カゴメ
常務執行役員CHO(最高人事責任者)

有沢 正人 氏

  • 有沢 正人 氏
  • ありさわ・まさと/カゴメ株式会社 常務執行役員CHO(最高人事責任者)。慶應義塾大学商学部卒業後、1984年に協和銀行(現・りそな銀行)に入行。銀行派遣にて米国でMBAを取得後、主に人事、経営企画にたずさわる。2004年に日系精密機器メーカーであるHOYAに入社。人事担当ディレクターとして全世界のグループ人事を統括、全世界共通の職務等級制度や評価制度の導入を行う。2008年に外資系保険会社であるAIU保険会社に人事担当執行役員として入社。ニューヨーク本社とともに、日本独自のジョブグレーディング制度や評価制度を構築する。2012年1月、カゴメに特別顧問として入社。カゴメの人事面におけるグローバル化の統括責任者となり、全世界共通の人事制度の構築を行っている。2012年10月、執行役員人事部長、2017年10月、執行役員CHO就任。2018年4月、常務執行役員CHO(最高人事責任者)に就任。国内だけでなく全世界のカゴメの人事最高責任者を務めている。

国内のウェルビーイングの第一人者である、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司氏と、協和銀行(現・りそな銀行)、HOYA、AIU保険など多くの企業で人事改革を実施し、全世界のカゴメの人事最高責任者を務める有沢正人氏。注目を集めるカゴメの人事改革をもとに、「社員の人生と価値を大切にするこれからの人事制度」について対談していただきます。

協賛講演

DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)を通じた全員活躍経営への道程

マーサー ジャパン
組織・人事変革コンサルティング プリンシパル 組織開発プラクティスリーダー

佐々木 玲子 氏

  • 佐々木 玲子氏
  • 東京オフィスにおける組織開発プラクティスリーダー。幅広い業界の日系・外資系企業に対して、グローバルM&Aや変革時の組織・人事変革のサポートの経験を有する。前職の外資系製薬企業においては、タレントマネジメント、組織開発、DEIから、パーパス経営実現に向けたカルチャーを基軸とした変革を牽引国際基督教大学(ICU)教養学部卒業。ロンドンスクールオブエコノミクス(LSE) 組織心理学修士(MSc)


全員活躍に向けては、組織の中の多様な人材の持てる能力を解き放ち、自身のありのままを組織に持ち込むことができる、インクルーシブな組織文化の実現が前提となります。 DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)を通じた組織学習と競争優位の構築、その道程についてお話を進めます。またその実践面において要となるチームを預かるマネージャーのあり方、DEI推進における役割についても、いくつかのポイントを解説します。
従業員のエンゲージメントを高め、成長意欲を引き出す人財トランスフォーメーションとは~意識改革・制度改革・仕組化のトライアングル~

B&DX
代表取締役社長

安部 慶喜 氏

  • 安部 慶喜 氏
  • 大学院卒業後、デロイトトーマツコンサルティング(現:アビームコンサルティング)にて経営コンサルティングに従事、2015年から経営改革部門の責任者を務める。2021年、日本企業のビジネス改革(BX)とデジタル改革(DX)を実現させたい想いからB&DXを設立。現在はDX(デジタル改革)、新規事業開発、働き方改革、人財開発、パーパス経営、ESG/SDGsなど日本企業の様々な経営課題に対してコンサルティングを行っている。また、DXの第一人者として多数のメディアや講演に登壇・執筆するなど幅広く活躍している。

日本企業では変革人材を確保することが喫緊の経営課題として挙げられています。しかし、日本企業の従業員エンゲージメントは世界最低の水準であり、現状の環境の中で漫然とやり過ごしている従業員が多く、新しいことへの挑戦意欲・変革意欲が大きく削がれているという深刻な状態に直面しています。 これらの問題は、日本企業特有の経営手法や人事制度に起因するものです。本講演では、人的資本の情報開示、従業員エンゲージメント、日本版JOB型人事制度、人材マネジメントの観点から、人財トランスフォーメーションのあり方を解説します。
人的資本経営 超実践論
~企業変革に伴走するエッグフォワードがこだわる、人的資本経営実践の具体的課題と実践事例とは~

エッグフォワード
代表取締役社長

徳谷 智史 氏

  • 徳谷 智史 氏
  • 企業変革請負人。人財・組織開発のプロフェッショナル。大手戦略コンサル入社後、海外代表を経て、「世界唯一の人財開発企業」を目指しエッグフォワード設立。「人と世界のTURNINGPOINTを創る」というビジョンの下、大手各社から先進スタートアップ数百社に至るコンサルティングを手掛ける他、2万人を超えるビジネスパーソンの意思決定・成長を支援。NewsPicksキャリアゼミプロフェッサー。東洋経済オンライン連載、Podcast「経営中毒~誰にも言えない社長の孤独」メインMC、著書に『いま、決める力』(日本実業出版社)等

日本で関心が高まっている人的資本経営について、ヒトを“企業の価値創出の源泉と位置づけ、価値を最大化させる”ことに創業以来こだわってきたエッグフォワードが、過去支援してきた事例や先進事例をもとに、開示に留まらない本質的な実践論を紐解きます。
企業を変革させる科学的人事戦略の実践
~人的資本時代のタレントマネジメント事例~

プラスアルファ・コンサルティング
取締役副社長

鈴村 賢治 氏

  • 鈴村 賢治 氏
  • 中央大学卒業後、野村総合研究所に入社。テキストマイニング・データマイニングを専門とし、CRMシステムなどの開発やマーケティングデータ分析のコンサルティングを経験。2007年同社に入社。人事戦略にもマーケティング視点を取込み、科学的な人材活用、タレントマネジメントの啓蒙、普及のため、日々全国を駆けめぐっている。



人的資本時代においては、単に人事データを管理するだけではなく、採用や育成、配置、離職防止等に活用する「科学的人事戦略」の実践が求められています。先進的な企業においては、社員のスキル能力に合わせた最適配置や人材育成、昨今注目度の高まっているエンゲージメントの向上等、クリエイティブな人事戦略を既に実践されています。経営戦略の核ともいえる人事戦略の精度を高めていく上で、人材データをどのように活用していくかが重要であると考えます。本講演では、企業としての持続的な成長には必須ともいえるタレントマネジメントの本質について、先進企業の事例を用いながら解説致します。

パネルディスカッション

人材の価値を最大限に引き出す「人的資本経営」、そのあるべき姿とは?

早稲田大学
商学部准教授

村瀬俊朗 氏

  • 村瀬 俊朗 氏
  • むらせ・としお/早稲田大学 商学部准教授。1997年に高校卒業後、渡米。2011年にUniversity of Central Floridaで産業組織心理学の博士号取得。Northwestern UniversityおよびGeorgia Institute of Technologyで博士研究員(ポスドク)として就労後、シカゴにあるRoosevelt Universityで教鞭を執る。2017年9月から現職。専門はリーダーシップとチームワーク研究。2019年から「英治出版オンライン」にて「チームで新しい発想は生まれるか」を連載中。『恐れのない組織』(エイミー・C・エドモンドソン著、野津智子訳、2021年、英治出版)の解説者。

キリンホールディングス
常務執行役員 人事総務戦略担当

坪井 純子 氏

  • 坪井 純子 氏
  • つぼい・じゅんこ/キリンホールディングス株式会社 常務執行役員・人事総務戦略担当。1985年、キリンビール入社。技術系出身だがマーケティング・広報を長く経験し、2005年キリンビバレッジにて広報部長、2010年、横浜赤レンガ 代表取締役社長。2012年、キリンホールディングスにてCSR推進部長兼コーポレートコミュニケーション部長等を経て、2019年より、キリンホールディングス 常務執行役員(マーケティング・ブランド戦略担当)。2022年より、人事総務戦略担当管掌。2020年より、ファンケル 社外取締役兼任。

三井化学
グローバル人材部部長

小野 真吾 氏

  • 小野 真吾 氏
  • おの・しんご/三井化学株式会社 グローバル人材部部長。三井化学株式会社にて、ICT関連事業の海外営業や、マーケティング及びプロダクトマネジャーを経験後、人事に異動。組合対応、採用責任者、国内外M&A人事責任者、HRBPを経験後、人材戦略、キータレントマネジメント、後継者計画、グローバル人事システム導入、グローバルポリシー推進、HRトランスフォーメーション等に従事。2021年4月より、グローバル人材部長に就任。グローバルレベルでHR機能の強化、及び指名・役員報酬制度、企業文化変革にも着手中。

経済産業省
経済産業政策局産業人材課総括補佐/大臣官房未来人材室

萩谷 惟史 氏

  • 萩谷 惟史 氏
  • はぎや・ただし/経済産業省 経済産業政策局産業人材課総括補佐、兼、大臣官房未来人材室所属。2011年、経済産業省入省。水素エネルギー政策、IT政策、地域・中小企業政策、知財・競争政策などを担当後、留学を経て、現職。

これまでの日本企業は「人」を人件費として管理することが一般的でした。しかし、企業の競争力と生産性を高め、企業価値を向上させるためには、「人への投資」は不可欠です。今、人への投資を積極化し、一人一人が持っている能力や資質、価値観、などを最大限に引き出す「人的資本」経営に大きな注目が集まっています。キリンホールディングスにて人事・総務の戦略を担当する坪井氏、三井化学にてグローバルレベルでHR機能の強化や企業文化変革に挑む小野氏、経済産業省にて企業への人的資本経営の推進を図る萩谷氏、早稲田大学商学部准教授としてリーダーシップとチームワークの研究を専門とする村瀬氏の4名が、日本における人的資本経営の現状や各企業の取り組みを紹介。人材という資本をどのように活かすべきか?そのためには組織はどうあるべきか?人的資本経営のあるべき姿とはどのようなものか?を議論します。組織改革、人事改革、人材育成に悩むネクストリーダーは必見です。
お申込みは終了いたしました

お申込み〆切:2022年11月9日(水)12:00まで

プログラム

13:00-14:00
(60分)
基調対談講演:
社員の人生と価値を大切にするこれからの人事制度

慶應義塾大学大学院
システムデザイン・マネジメント研究科 教授

前野 隆司 氏

カゴメ
常務執行役員CHO(最高人事責任者)

有沢 正人 氏
14:00-14:30
(30分)
協賛講演01:
DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)を通じた全員活躍経営への道程

マーサー ジャパン
組織・人事変革コンサルティング プリンシパル 組織開発プラクティスリーダー

佐々木 玲子 氏
14:30-15:00
(30分)
協賛講演02:
従業員のエンゲージメントを高め、成長意欲を引き出す人財トランスフォーメーションとは~意識改革・制度改革・仕組化のトライアングル~

B&DX
代表取締役社長

安部 慶喜 氏
15:00-15:30
(30分)
協賛講演03:
人的資本経営 超実践論 ~企業変革に伴走するエッグフォワードがこだわる、人的資本経営実践の具体的課題と実践事例とは~

エッグフォワード
代表取締役社長

徳谷 智史 氏
15:30-16:00
(30分)
協賛講演04:
企業を変革させる科学的人事戦略の実践 ~人的資本時代のタレントマネジメント事例~

プラスアルファ・コンサルティング
取締役副社長

鈴村 賢治 氏
16:00-17:00
(60分)
パネルディスカッション:
人材の価値を最大限に引き出す「人的資本経営」、そのあるべき姿とは?

早稲田大学
商学部准教授

村瀬 俊朗 氏

キリンホールディングス
常務執行役員 人事総務戦略担当

坪井 純子 氏

三井化学
グローバル人材部 部長

小野 真吾 氏

経済産業省
経済産業政策局産業人材課総括補佐/大臣官房未来人材室

萩谷 惟史 氏
17:00-17:10
(10分)
アンケート記入・閉会

※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

お申込みは終了いたしました

お申込み〆切:2022年11月9日(水)12:00まで