ごあいさつ
企業が新たな取り組みを行うにあたって最大の壁は、事業アイデアの欠如でも、デジタル化の遅れでもありません。どのように人を育て、どのように組織するか。すなわち「人と組織」に集約されます。
ダイヤモンド・オンライン上で展開する「経営・戦略デザインラボ」(https://diamond.jp/list/genre/management)は、2021年1月の開始以降、「人」をベースとした経営、戦略、組織、そしてイノベーションに関する情報を配信しています。2022年6月からは、「進化する組織」の条件を最新の理論や事例とともに探る独自特集と、イベントシリーズを展開。イベントシリーズは現時点(2023年12月時点)で第10弾まで実施し、30名以上の有識者や実践者にご登壇いただきました。
「もう一度見たい」という声が特に多かった講演の中から、ピーター・センゲ氏、フレデリック・ラルー氏、ジェフェリー・ムーア氏、ロバート・キーガン氏の講演アーカイブを、一挙公開する2Days特別イベントの開催が決定しました。さらに、スポーツやアカデミア、そして宇宙の分野で活躍する豪華講師陣による新たな講演も加わります。自分たちとは異なる分野にこそ、イノベーションや課題解決のヒントが眠っているはずです。
「経営・戦略デザインラボ」のまさに集大成ともいえる本イベント、しかも参加は無料です。組織のネクストリーダー(ミドルマネジメント層)、経営陣、経営企画や新規事業、組織改⾰、人事担当者、そしてこれらに関係する方や、ご興味のある方は必見です。ぜひご参加ください。
開催概要
- 名 称
- 2Days特別イベント
進化する組織2024 ―Go 4 Growth― - 主 催
- ダイヤモンド社 ビジネスメディア局
- 企 画
- ダイヤモンド社 ダイヤモンドクォータリー編集部/経営・戦略デザインラボ
- 日 時
- 2024年3月中旬(予定)
- 会 場
- オンラインイベント(擬似ライブ配信)
※ご自宅のPCやスマートフォンで受講可能 - 受講料
- 無料(事前登録制/抽選)
- 定 員
- 定員700名
※協賛企業の同業者様のご参加はお断りする場合がございますのであらかじめご了承願います。
講師
アンコール講演(アーカイブ)
テクノロジーの進化と学習する組織
『学習する組織』著者/MIT経営大学院上級講師/SoL(組織学習協会)創設者
ピーター・センゲ氏
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Peter Michael Senge/MIT(マサチューセッツ工科大学)スローンビジネススクールの博士課程を修了、同校教授を経て現職。旧来の階層的なマネジメント・パラダイムの限界を指摘し、自律的で柔軟に変化しつづける「学習する組織」の理論を提唱。その活動は理論構築のみにとどまらず、ビジネス・教育・医療・政府の世界中のリーダーたちとさまざまな分野で協働し、学習コミュニティづくりを通じて組織・社会の課題解決に取り組んでいる。著書に、『学習する組織』『学習する学校』(ともに英治出版)、共著に『21世紀の教育』(ダイヤモンド社)など。
組織の「次世代の形態」とはどのようなものか?
『ティール組織』著者
フレデリック・ラルー氏
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Frederic Laloux/『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』(英治出版)著者。マッキンゼーで10年以上にわたり組織変革プロジェクトに携わったのち、エグゼクティブ・アドバイザー/コーチ/ファシリテーターとして独立。2年半にわたって新しい組織モデルについて世界中の組織の調査を行い、本書を執筆。17カ国語に翻訳され60万部を超えるベストセラーとなる。現在は家族との生活を最も大切にしながら、気候危機を止めるプロジェクトに注力している。
カスタマーファースト
―破壊的変化の中で企業が行うべき「再編成」―
「キャズム理論」提唱者
ジェフェリー・ムーア氏
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Geoffrey Moore/1946年ポートランド生まれ。米国の組織理論家で経営コンサルタント。キャズム理論の創始者として知られるマーケティングの世界的権威。破壊的テクノロジーがビジネスと組織運営に与える影響と、企業が取るべき戦略をテーマに著述と講演を続け、スタートアップと大企業の双方に助言をしている。複数のベンチャーキャピタルを支援するとともに、コンサルティングやトレーニングを手がけるキャズムインスティチュート、キャズムグループ、TCGアドバイザーズの名誉会長を務める。著書『キャズム』(翔泳社)は100万部を超えるベストセラーに。その他、『トルネード』(海と月社)『ゴリラゲーム』(講談社)、『企業価値の断絶』『ライフサイクルイノベーション』『エスケープ・ベロシティ』(翔泳社)、『ゾーンマネジメント』(日経BP社)など。
「成長」とは何か?人と組織のバージョンアップを可能にする「発達指向型組織」
ハーバード大学教育学大学院名誉教授
ロバート・キーガン氏
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Robert Kegan/ハーバード大学教育学大学院名誉教授。発達心理学と教育学の世界的権威。人が成人以降も心理面で成長し続けることは可能であり、現代社会のニーズにこたえるためにもそれが不可欠であるという「成人発達理論」の先駆的研究者。リサ・ラスコウ・レイヒー(Lisa Laskow Lahey)との共著『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか』(英治出版)では、「本来の自分」を取り戻し、成長の実感を得ながら生き生きと働ける職場で働きたい、またはそんな組織やチームをつくりたい、そのような「人と組織のバージョンアップ」を可能にする組織を「発達指向型組織(DDO= Deliberately Developmental Organization)」と定義し、道筋が示されている。
キーノート
元宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙飛行士/Space Port Japan代表理事
山崎直子氏
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やまざき・なおこ/1999年、宇宙飛行士候補者に選抜され、2001年、宇宙飛行士として認定。2010年、スペースシャトル「ディスカバリー号」による、国際宇宙ステーション(ISS)組立補給ミッション「STS-131」のMS(ミッションスペシャリスト)として参加。物資移送作業全体の取りまとめや、ISSのロボットアームの操作などを担当。野口聡一宇宙飛行士と共に、日本人宇宙飛行士が初めて軌道上に2人同時滞在し、様々な共同作業を実施。2011年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)退職後、内閣府宇宙政策委員会委員、一般社団法人Space Port Japan代表理事、公益財団法人・日本宇宙少年団(YAC)理事長、環境問題解決のための「アースショット賞」評議員などを務める。
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授/宇宙サービスイノベーションラボ事業協同組合代表理事
神武直彦氏
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こうたけ・なおひこ/慶應義塾大学大学院理工学研究科修了後、宇宙開発事業団入社。H-IIAロケットの研究開発と打上げに従事。欧州宇宙機関(ESA)研究員を経て、宇宙航空研究開発機構主任開発員。宇宙機ソフトウェアの独立検証・有効性確認の統括、および、アメリカ航空宇宙局、欧州宇宙機関との国際連携に従事。2009年より慶應義塾大学へ。日本スポーツ振興センターハイパフォーマンス戦略部アドバイザー、慶應義塾横浜初等部長(校長)などを歴任。名古屋大学客員教授。著書に『いちばんやさしい衛星データビジネスの教本』(インプレス社)など。博士(政策・メディア)。
B.LEAGUEチェアマン/日本バスケットボール協会副会長
島田慎二氏
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しまだ・しんじ/新潟県生まれ。日本大学卒業後、1993年、マップインターナショナル(現・エイチ・アイ・エス)入社。1996年、ウエストシップ設立。2001年、ハルインターナショナルを設立。2010年に同社売却、同年、リカオンを設立。2012年、千葉ジェッツ代表取締役社長就任。2017年、B.LEAGUEバイスチェアマン(副理事長)就任。2019年、千葉ジェッツ代表取締役会長就任。2020年、B.LEAGUEチェアマン就任(現任)。
慶應義塾高校野球部監督/慶應義塾幼稚舎教諭
森林貴彦氏
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もりばやし・たかひこ/慶應義塾大学卒。大学では慶應義塾高校野球部の大学生コーチを務める。卒業後、NTT勤務を経て、指導者を志し、筑波大学大学院にてコーチングを学ぶ。慶應義塾幼稚舎教員をしながら、慶應義塾高校野球部コーチ、助監督を経て、2015年8月から同校野球部監督に就任。2018年春、9年ぶりにセンバツ出場、同年夏、10年ぶりに甲子園出場。2023年夏、107年ぶりの甲子園優勝を果たした。