Transformation Day - 顧客との共進化によって「ダイナミックな変革」を実現する -

Transformation Day - 顧客との共進化によって「ダイナミックな変革」を実現する -
Transformation Day - 顧客との共進化によって「ダイナミックな変革」を実現する -

お申込み締切:2025年3月19日(水)12:00まで

ごあいさつ

「ダイヤモンド・オンライン 経営・戦略デザインラボ」オンラインイベントシリーズの、特別拡大版を2025年3月に開催いたします。

 主軸となるテーマは「変革」です。社会、政治、国際情勢などが目まぐるしく変化する中、日本企業は「5つの危機」に瀕しています。すなわち、(1) 予測を超える市場変化(円安、原材料高騰)、(2) インフレ時代に通用しないデフレ時代の戦略(コスト削減や効率化ではもう対応できない)、(3) 表出し始めた深刻な人手不足、(4) それらによるサプライチェーン維持の困難、(5) 既存ビジネスモデルの賞味期限切れ、です。

 これらの危機へ柔軟に対応し、同時に、自ら進化していかなければ生き残ることはできません。日本企業は今こそ「本気のモードチェンジ」=「ダイナミックな変革」の時であり、その変革は、個別最適で終わらせず、顧客をはじめとして外部を引き込む「全社変革」で、変革の最大化を図らなければならないのです。

 今回の特別拡大版では、「ダイナミックな全社変革」の大いなるヒントとなる講演のうち、「もう一度見たい」という声が特に多かった、冨山和彦氏、ウリケ・シェーデ氏、バリー・オライリー氏の講演アーカイブを一挙公開。さらに、ステファン・トムキ氏による新たな講演も加わります。

 この1年の「経営・戦略デザインラボ」の集大成ともいえる本イベント、しかも参加は無料です。組織のチェンジリーダー、経営陣、経営企画・新規事業・組織改⾰・人事担当者、そしてこれらに関係する方や、ご興味のある方は、必見です。ぜひご参加ください。

開催概要

名 称
Transformation Day
顧客との共進化によって「ダイナミックな変革」を実現する
日 時
2025年3月25日(火)13:00-(12:30からログイン可能)
主 催
ダイヤモンド社 メディア局
企 画
ダイヤモンド クォータリー編集部/経営・戦略デザインラボ
協 賛
Gainsight株式会社
会 場
オンラインイベント(擬似ライブ配信)
※ご自宅のPCやスマートフォンで受講可能
定 員
700名
※協賛企業の同業者様のご参加はお断りする場合がございますのであらかじめご了承願います。
受講料
無料(事前登録制/抽選)
申込締切
2025年3月19日(水)12:00

お申込み締切:2025年3月19日(水)12:00まで

Program

13:00-13:47
(47分)
【基調講演】(アーカイブ講演)

「変革と成長」の経営

IGPIグループ会長/日本共創プラットフォーム(JPiX) 会長
冨山和彦氏

企業変革・経営改革のプロフェッショナルとして数多くの企業再生を手がけてきた冨山和彦氏の講演では、「『変革と成長』の経営」と題し、不確実性が高まる時代において、今後、企業はいかに変革を進めるべきかを解説する。冨山氏は、不確実の中で「確実に起こること」、すなわち、人手不足の長期化、ゲームチェンジングの時代、日本的経営モデルの耐用期限切れ、AI革命によるホワイトカラー中間層の時代の終焉、これらへBetすべきだと説く。その際にカギとなるのが、企業のトランスフォーメーションと、人材のトランスフォーメーションの整合化だ。それを見越して人的資本経営の革新を行うべきであり、両利きの企業、両利きの国民、両利きの国への転換が急務だという。

13:47-14:17
(30分)
【協賛講演】

「Customer-Led Growth 顧客主導の成長戦略への変革」

Gainsight株式会社 代表取締役社長
絹村 悠氏

現代のビジネス環境では、企業の持続的な成長には、顧客主導型成長への戦略的転換が求められています。本講演では、「Customer-Led Growth(顧客主導の成長)」の概念を中心に、以下の3つの要素について解説します。顧客の成功:顧客が自社の製品やサービスを通じて目標を達成できるよう支援すること。顧客との共創:顧客の声を積極的に取り入れ、製品やサービスの改善を共に行うプロセスの構築。顧客の熱狂:成功した顧客が新たなファンを生み出し、その影響がコミュニティ内で広がることで、さらなる成長を促進する戦略。さらに、これらを実践するために、組織全体で顧客成果を届ける新しいプロセスの整備や、組織能力の変化、更にはAIやデジタル技術を活用したスケーラブルなプロセスの構築の必要性についても触れます。特に、顧客との多様な接点で生み出されるコミュニケーション情報をAIを活用し、リアルタイムに洞察を得て、プロアクティブで個別化された顧客体験を提供するプロセスを解説します。

14:17-15:07
(50分)
【特別講演①】
ステファン・トムキ氏

「価値の変革とビジネス実験」

ハーバード・ビジネス・スクール教授
ステファン・トムキ氏(Stefan H. Thomke)

トヨタ生産方式、新製品開発、そしてイノベーションに詳しい、ハーバード・ビジネス・スクール教授のステファン・トムケ氏の講演では、「価値の変革とビジネス実験」と題し、製品やサービスにおいて、新たな価値を生み出し、イノベーションを推進するためにはどうすればいいかをレクチャーする。トムケ氏は、R&Dや製品開発の担当部門だけでなく、組織全員が、失敗を恐れることなく試行錯誤できればもっとイノベーションが生まれるはずだ、ためらうことなく「実験」を試みよと、主張する。しかしそう簡単に実験志向の組織になれるわけではなく、前例主義の組織体制がそれを拒んできた現実がある。本講演では、「ビジネス実験」の重要性とともに、実験志向の組織になるための5つの過程(ABCDEフレームワーク)についても解説。新商品の開発、ビジネスモデルのシフト、顧客進化(カスタマートランスフォーメーション)、そして、意思決定。マイクロソフトやアップルストアなど多数の企業事例を紹介しながら、「実験」の威力を解き明かす。

15:07-15:54
(47分)
【特別講演②】(アーカイブ講演)
バリー・オライリー氏

「人と組織の成長 
―過去の成功をアンラーンし、新たな戦略を起動せよ―」

ビジネスアドバイザー/起業家/作家
バリー・オライリー氏(Barry O’Reilly)

「人の成長」は「企業の成長」でもある。企業の競争力と生産性を高め、企業価値を向上させるためには、人への投資は不可欠だ。人への投資を積極化し、各々の能力や資質、価値観、などを最大限に引き出す「人的資本」経営が話題となったことは記憶に新しい。人への投資はどのように行えばいいのか?利益の最大化へとつなげるためにはどうすればいいのか?それを阻む現場の課題は何か――?本講演では、『アンラーン戦略』の著者であり、『リーンエンタープライズ ―イノベーションを実現する創発的な組織づくり』の共著者でもあるバリー・オライリー氏が登場。 グローバル組織のビジネスリーダーやチームと連携し、世界をリードする多くの企業をサポートしているオライリー氏が「人と組織の成長 ―過去の成功をアンラーンし、新たな戦略を起動せよ―」と題し、ファルクスワーゲンやアメリカン航空など豊富な企業事例とともに、個人の成長と組織変革を促す方法をレクチャーする

15:54-16:45
(51分)
【特別講演③】(アーカイブ講演)
ウリケ・シェーデ氏

「シン・日本の経営と競争戦略」

カリフォルニア大学サンディエゴ校グローバル政策・戦略大学院教授
ウリケ・シェーデ氏(Ulrike Schaede)

日本の1990年代から2010年代は「失われた時代」ではない。産業構造または企業経営と戦略が大きく変わるシステム転換期だ――。日本企業を対象とした戦略論・組織論を長年にわたって研究する経営学者、ウリケ・シェーデ氏は、日本企業は世間で言われているよりも強い、「遅い」のは停滞ではなく安定への代償だと指摘する。そしてその理由は「ジャパン・インサイド」にあるという。今回のウリケ氏の講演では、「シン・日本の経営と競争戦略」と題し、テクノロジー・リーダーからテクロノジー・フロンティアへとシフトする「ジャパン・インサイド」や、大企業の「ディープテック」イノベーション戦略である「技のデパート戦略」、そして、利益率の高い会社の共通点である「7つのP」とそこから導き出されるシン・競争戦略についてを詳しく解説する。悲観バイアスが多いままでは先へ進むことはできない。ウリケ氏の提言は、日本企業再浮上のトリガーとなるだろう。

16:45-17:00
(15分)
アンケート記入・閉会

※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。
あらかじめご了承ください。

お申込み締切:2025年3月19日(水)12:00まで

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「ダイヤモンド・オンライン 経営・戦略デザインラボ」

企業や社会で日々悩みながらも前を向き、変革を推進しようとする「チェンジリーダー」へ、 「人」をベースとした経営・戦略、イノベーション、組織に関する情報を、記事 × イベントで読者へ届ける、ダイヤモンド・オンライン内のヴァーティカルメディア。
https://diamond.jp/list/genre/management

冨山和彦氏

IGPIグループ会長/日本共創プラットフォーム(JPiX) 会長
冨山和彦氏

冨山和彦(とやま・かずひこ)
IGPIグループ会長、日本共創プラットフォーム(JPiX) 会長。ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表取締役を経て、2003年に産業再生機構設立時に参画し、COOに就任。解散後、2007年に経営共創基盤(IGPI)を設立し、代表取締役CEO就任。2020年10月よりIGPIグループ会長。2020年に日本共創プラットフォーム(JPiX)を設立し、代表取締役社長就任。パナソニックホールディングス社外取締役、メルカリ社外取締役。日本取締役協会会長。内閣官房新しい資本主義実現会議有識者構成員、内閣府規制改革推進会議議長代理、金融庁スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議委員、国土交通省インフラメンテナンス国民会議会長、他政府関連委員多数。東京大学法学部卒、スタンフォード大学経営学修士(MBA)、司法試験合格。主著に『コーポレート・トランスフォーメーション 日本の会社をつくり変える』(文藝春秋)、『「不連続な変化の時代」を生き抜く リーダーの「挫折力」』『なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略』(ともにPHP研究所)、『ホワイトカラー消滅 私たちは働き方をどう変えるべきか』(NHK出版)ほか多数

絹村 悠氏

Gainsight株式会社 代表取締役社長
絹村 悠氏

大学卒業後、日本ヒューレット・パッカード(現日本 HP)に入社。大手法人向け営業を経て、 BtoB E コマース事業の事業リードとして、デジタルマーケティングを中心としたリード獲得による顧客開拓から定着までのプロセスを実装。 その後、2016年にTableau Japanに入社し、中堅中小領域における営業部門の立ち上げから拡大を通し、 日本におけるデータ活用を中心に据えたデジタルトランスフォーメーションを推進。直近では株式会社セールスフォース・ジャパンにて、執行役員 Tableau 事業部 コーポレート営業本部 本部長を務めた後、2022年Gainsight株式会社に入社、代表取締役社長に就任。

ステファン・トムキ氏

ハーバード・ビジネス・スクール教授
ステファン・トムキ氏(Stefan H. Thomke)

ステファン・トムキ(Stefan H. Thomke)
アリゾナ州立大学電気工学修士、マサチューセッツ工科大学修士・博士(経営学および電気工学)。マッキンゼー社コンサルタントを経て、1995年からハーバード・ビジネス・スクールで教鞭を執る。2004年、同校教授に就任。製品、プロセス、技術開発、組織設計と変革、戦略についてグローバル企業と協力し意欲的な研究を進めている。経営学者、藤本隆宏氏や延岡健太郎氏との共同研究も行った。教育における革新のためのアプガー賞受賞。著書に『Experimentation Works ビジネス実験の驚くべき威力』(日本経済新聞出版)など。

バリー・オライリー氏

ビジネスアドバイザー/起業家/作家
バリー・オライリー氏(Barry O’Reilly)

バリー・オライリー(Barry O’Reilly)
作家/ビジネスアドバイザー/起業家。ビジネスモデル・イノベーションや製品開発、組織設計、文化の変容といった異なる領域が交わる分野を開拓。未来を恐れることなく、逆に未来を創造することに集中するグローバル組織のビジネスリーダーやチームと連携してきた。破壊的イノベーションを手がけるスタートアップからフォーチュン500の巨大企業に至るまで、世界をリードする多くの企業をサポートする。恐れることなく実験する文化を実現することで、成長を妨げる悪循環を断ち切り、より良い意思決定、より高いパフォーマンス、より大きな成果を出すための洞察をいかに得るかを指南。世界的ベストセラー『リーンエンタープライズ イノベーションを実現する創発的な組織づくり』(オライリージャパン)の共著者。近著に『アンラーン戦略「過去の成功」を手放すことでありえないほどの力を引き出す』(ダイヤモンド社、2022年)がある。「エコノミスト」「Strategy+Business」「MIT スローン・マネジメント・レビュー」にも頻繁に寄稿。シンギュラリティ・ユニバーシティの教員として、世界中にあるシンギュラリティ・ユニバーシティのエグゼクティブ・プログラムやアクセラレーター・プログラムにアドバイスや貢献を行う。

ウリケ・シェーデ氏

カリフォルニア大学サンディエゴ校グローバル政策・戦略大学院教授 ウリケ・シェーデ氏(Ulrike Schaede)

ウリケ・シェーデ(Ulrike Schaede)
米カリフォルニア大学サンディエゴ校グローバル政策・戦略大学院教授。ドイツ出身。日本を対象とした企業戦略、組織論、金融市場、企業再編、起業論などが研究領域。一橋大学経済研究所、日本銀行などで研究員・客員教授を歴任。9年以上の日本在住経験を持つ。著書に『The Business Reinvention of Japan』(第37 回大平正芳記念賞受賞、日本語版:『再興 THE KAISHA』2022年、日本経済新聞出版)、『シン・日本の経営 悲観バイアスを排す』(日本経済新聞出版)など