「両利きの経営」を 実現する組織と
持続的成長に向けてのデジタル変革

― オンラインイベント ―

定員250名

2023年720日(木)13:00 ~
お申込みは
終了いたしました

ごあいさつ

「人」をベースとした経営・戦略や組織、そしてイノベーションに関する情報をお届けする「ダイヤモンド・オンライン 経営・戦略デザインラボ」(https://diamond.jp/list/genre/management)。特集「進化する組織」に連動した、理論と実践をかけ合わせたオンラインイベントシリーズの第7弾のテーマは、「『両利きの経営』を実現する組織と持続的成長にむけてのデジタル変革」です。

企業の持続的成長のための施策として注目を集める「両利きの経営」(既存事業の深化と新規事業の探索の両立)の提唱者であるスタンフォード大学経営大学院のチャールズ・オライリー教授の基調講演を皮切りに、本セミナーではその実践法と成功の秘訣を論じていきます。

まず、日本企業が新規事業を探索していけない根本要因として「組織文化(カルチャー)」を挙げ、その障害をいかに乗り越えていくか、具体的な方法を考えいきます。また、新規事業開発の核になりうるテクノロジーの進化への対処法、その典型としてのデジタル変革への取り組みについて、対談やエキスパートの講演で提示します。

また、既存事業の深化を続けると同時に、経営環境変化やテクノロジー進化を先取りする形で布石を打ち、100年以上にわたり持続的成長を果たしてきたコマツの経営トップに、その具体策と次代の変化を見据えた経営戦略を解説して頂きます。本セミナーでの一連の提言は、業種を問わず、持続的成長に向けて重要な示唆をもたらすことと存じます。

開催概要

名 称
「両利きの経営」を実現する組織と持続的成長に向けてのデジタル変革
主 催
ダイヤモンド社 ビジネスメディア局
企 画
ダイヤモンド社 ダイヤモンドクォータリー編集部/経営・戦略デザインラボ
協 賛
デロイト トーマツ コンサルティング / モニター デロイト
SAPジャパン
Relic
日 時
2023年7月20日(木) 13:00-16:20(12:30からログイン可能)
会 場
オンラインイベント(擬似ライブ配信)
※ご自宅のPCやスマートフォンで受講可能
受講料
無料(事前登録制/抽選)
定 員
定員250名
※協賛企業の同業者様のご参加はお断りする場合がございますのであらかじめご了承願います。
お申込みは終了いたしました

お申込み〆切:2023年7月14日(金)12:00まで

プログラム / 講師

基調講演・特別対談・特別講演

スタンフォード大学経営大学院 教授
『両利きの経営』著者

チャールズ・A・オライリー 氏

  • チャールズ・A・オライリー 氏
  • チャールズ・A・オライリー/カリフォルニア大学バークレー校で情報システム学の修士号、組織行動論の博士号を取得。同校教授、ハーバード・ビジネススクールやコロンビア・ビジネススクールの客員教授などを経て現職。専門はリーダーシップ、組織文化、人事マネジメント、イノベーションなど。スタンフォード大学のSEP(エグゼクティブ・プログラム)でも教鞭を執る。主な著書にLead and Disrupt: How to Solve the Innovator's Dilemma, Second Edition(邦訳『両利きの経営 増補改訂版』東洋経済新報社)など

京都大学大学院客員教授

山本 康正 氏

  • 山本 康正 氏
  • やまもと・やすまさ/東京大学で修士号取得後、三菱UFJ銀行ニューヨーク米州本部に就職。 ハーバード大学大学院で理学修士号を取得。修士課程修了後、グーグルに入社し、フィンテックやAI(人工知能)などで日本企業のデジタル活用を推進。ハーバード大学客員研究員。『テックジャイアントと地政学 山本康正のテクノロジー教養講座 2023-2024』(日経BP社)、『次のテクノロジーで世界はどう変わるのか』(講談社)など著書多数。

小松製作所 代表取締役社長兼CEO

小川 啓之 氏

  • 小川 啓之 氏
  • おがわ・ひろゆき/京都大学大学院冶金工学科修士課程。1985年小松製作所入社。2004年コマツアメリカ・チャタヌガ工場長、2007年生産本部大阪工場管理部長、10年執行役員 生産本部茨城工場長、13年生産本部調達本部長、14年インドネシア総代表兼コマツマーケティング・サポートインドネシア会長、16年常務執行役員 生産本部長、18年専務執行役員 生産本部長兼生産技術開発センタ所長、中期経営計画担当、18年取締役兼専務執行役員 生産本部長兼生産技術開発センタ所長、中期経営計画担当、19年代表取締役社長兼CEO就任で現在に至る。

協賛講演

デロイト トーマツ コンサルティング CVO
モニター デロイト ジャパンリーダー

藤井 剛 氏

  • 藤井 剛 氏
  • デロイトの戦略プラクティス、モニター デロイトのジャパンリーダー。社会課題解決と競争戦略を融合した経営モデル(CSV)への企業変革に長年取り組む。デロイト トーマツ コンサルティングのCVO(chief value officer)を兼務。著書に『CSV時代のイノベーション戦略』(ファーストプレス)、共著に『SDGsが問いかける経営の未来』(日本経済新聞出版)、翻訳『ベストプラクティスを吹き飛ばせ(原題:Detonate)』『望む未来を創り出せ(原題:Provoke)』(ファーストプレス)など。

SAPジャパン バイスプレジデント
ミッドマーケット事業統括本部長

田原 隆次 氏

  • 田原 隆次 氏
  • 2010年SAPジャパンに入社以来、経営改革・業務改革(BPR)を伴ったERP導入提案、プロジェクト支援活動に従事し大手企業担当、中堅/中小企業担当のマネジメント職を歴任。現在SAPジャパンにおける中堅中小企業向けビジネスを統括する事業責任者として日本企業のデジタル変革支援を行っている。

Relic 執行役員 ビジネスイノベーション事業本部
ストラテジックイノベーション事業部長

小森 拓郎 氏

  • 小森 拓郎 氏
  • ミスミグループ本社にて仕入先/子会社メーカーの生産革新や海外工場・国内新組織の立上げ。その後、アクセンチュアにて製造業や流通業のクライアントに対する人事・組織系のコンサルティングに従事。2018年、株式会社Relicに参画し、インキュベーション事業部のマネージャーとして大企業〜スタートアップ企業まで幅広いクライアント・パートナー企業における新規事業開発やオープンイノベーションの支援や人材開発等において多数の実績を築きつつ、知見や手法の体系化・標準化を推進。

お申込みは終了いたしました

お申込み〆切:2023年7月14日(金)12:00まで

プログラム

13:00-13:45
(45分)
基調講演:「両利きの経営」を実現する企業とその方法
企業が長期成長するには「両利きの経営」(新規事業の「探索」と既存事業の「深化」の両立)が必要です。成功企業には既存事業の深化に注力する慣性が働きますが、それでは経済環境の変化に適応できずに衰退してしまうから、新規事業を探索して次代の収益源を育成することが求められるのです。障害になるのが既存状態を維持しようとする組織カルチャーで、変革は困難というのが通説でした。これに対して本講演では、組織カルチャーは行動様式であり、変えられることを示します。そして、両利きの経営の実践法を企業事例を基に提示します。
スタンフォード大学経営大学院 教授 『両利きの経営』著者
チャールズ・A・オライリー 氏
13:45-14:00
(15分)
基調対談:デジタル変革に対して日本企業は「両利きの経営」論をどう活かすべきか
基調講演の前提には急速な環境変化がありますが、それは今日、テクノロジーの進歩により加速しています。Chat GPT に代表されるA Iの進化が最たる例であり、ここ数年進むDXも最先端の動きは常に変化しています。こうした状況に日本企業の経営者はどう対応すべきか。この観点からオライリー教授の「両利きの経営」の具体論を、テクノロジーと経営の両方に精通する山本康正・京都大学客員教授が問うと同時に、日本企業が抱えるイノベーション不足を解くカギを対談を通して提示します。
スタンフォード大学経営大学院 教授 『両利きの経営』著者
チャールズ・A・オライリー 氏

京都大学大学院客員教授
山本 康正 氏
14:00-14:40
(40分)
協賛講演01:「両利きの経営」を日本企業でいかに機能させるか
『両利きの経営』では、企業の持続的成長には既存事業の深化に加えて、新規の探索が不可欠と語られているが、コロナ禍とウクライナ紛争によって実変化と不確実性が高まる時代において、日本企業はどのように立ち向かうか。過去のベストプラクティスを爆破し、望ましい未来変化を惹き寄せながら経営の成果に結実させていくには、「バリュー」(価値、価値観)であり、それに紐づいた「コミュニティ」に着目しながら、単に新規事業に注力するのではなく、既存事業と共に両方が手を取り合う両利きでの企業変革が重要ではないか。本セッションでは、ダイヤモンド社の大坪亮氏とモニターデロイト ジャパンリーダーの藤井剛氏が、バリューとコミュニティの2つをキーワードに、両利きで行う企業変革について対談を行う。
デロイト トーマツ コンサルティング CVO モニター デロイト ジャパンリーダー
藤井 剛 氏
14:40-15:10
(30分)
協賛講演02:真価を発揮するDX基盤。既存事業の標準化と新規事業の差別化がもたらすデジタル変革
「両利きの経営」を実践する上でカギとなるのは、その基盤となる仕組みが必要であり、また経営者の積極的なリーダーシップが肝要です。
事業の新規探索を始め、育て、既存事業との相乗効果を発揮する。それぞれの段階において対応すべき課題は異なりますが、多くの断続的な試行錯誤を継続するために備えるべき一貫性に着目し考察してまいります。
本セッションでは、3つの観点からお客様事例を交えながら考えていきます。「両利き経営を実現するためのDX基盤とは」「実現するため、業務の標準化とアジャイル基盤」「事例とDX成功の要諦」
SAPジャパン バイスプレジデント ミッドマーケット事業統括本部長
田原 隆次 氏
15:10-15:40
(30分)
協賛講演03:両利きの経営の実現に向けた新規事業の戦略と組織
プロダクト/サービスのライフサイクルが短くなり、さらに企業を取り巻く環境の変化が激しく、速く、先行きも不透明な中で、新たな事業の柱をつくるべく新規事業開発に取り組む企業がますます増えています。ベンチャー・スタートアップではなく、確固たる既存事業が存在する企業として、どのような戦略・方針・組織で新規事業に取り組むべきなのか。成果を創出できている企業とそうでない企業の違いは何か。自社でも新規事業開発を進めつつ、3,000社・15,000の事業開発に携わってきたRelicが解説します。
Relic 執行役員 ビジネスイノベーション事業本部 ストラテジックイノベーション事業部長
小森 拓郎 氏
15:40-16:05
(25分)
特別講演:「ものづくりと技術の革新で、新たな価値を創る」経営
今年、創立102周年を迎えたコマツは、戦後の米国強豪企業との戦い、急激な為替変動や景気後退、新興国企業との価格競争や社会からの環境保護要請など、経営環境変化の荒波を何度も乗り越えてきました。その中で長期成長を果たしてきた主因は、主力事業の継続的な競争力強化と、最先端テクノロジーに基づく新製品・サービス・事業の開発という、いわば「両利きの経営」を実践してきたことにあります。本講演では、そうした経営の具体策とともに、更なる持続的成長に向けた経営思考や仕組み等を小川啓之社長に詳述して頂きます。
小松製作所 代表取締役社長兼CEO
小川 啓之 氏
16:05-16:20
(15分)
アンケート記入・閉会

※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

お申込みは終了いたしました

お申込み〆切:2023年7月14日(金)12:00まで