アクシスコンサルティング株式会社様

「人材＝資本」と捉え、
手厚く社員を育成

――人材紹介という業種柄、キャリアアドバイザーの方々をはじめとした社員のスキル向上が、直接業績を左右する重要な要素になるかと思います。貴社が人材育成に関して、特に取り組まれているものはありますか？

当社は「人が活きる、人を活かす。」という企業理念を軸にしながら事業を展開しています。その根底には、「人材を資源より資本と捉える」考え方があり、創業時より自社の社員をどう活かしていくかという部分も大切にしています。

人事理念としては、自律自走型組織を掲げております。マーケットや顧客の利益に向き合ってくれる社員に対して、会社として積極的に投資していくという考え方のもと、各人事施策に取り組んでいます。

――人材育成のために、具体的にどういった取り組みをしていますか？

新入社員に対してのオンボーディングプログラムに力を入れています。基本的なスキルや業務システムのインストールはもちろんですが、経営陣とコミュニケーションする場を設け、経営理念や当社の成長戦略などもインプットします。直接お客様と向き合うフロント職に関しては、ロールプレイングなども行いながら、一人前になるための助走期間と位置付けています。

背景にあるのは、当社が重視する、マーケット・顧客起点の考え方です。お客様から見ると、担当する社員が新人なのかベテランなのは関係ありません。当社が求めるサービス水準を誰もが安定して提供できるように、特にフロント職は手厚くオンボーディングを行っています。

また、社員の自己啓発を促進する学びの環境づくりにも力を入れており、書籍の購入補助やオンライン研修サービス導入、資格の取得支援を提供しています。

最新のビジネス情報を知ることが
意思決定の質を上げる

――貴社は2023年7月にダイヤモンド・プレミアムをテスト導入していただきました。現在は全社員にアカウントを付与し、ご活用いただいております。ダイヤモンド・プレミアム導入にいたった経緯、背景を教えていただけますか？

2023年7月より、人事理念として「自律自走型組織」を目指すことを掲げました。その一つの柱が「成長機会」でした。さきほど触れたオンボーディングプログラムを含む、教育研修の制度を見直す中で、学習機会の提供をスコープに組み込むことにしました。そこで考えたのが、ビジネス情報へのアクセスです。

最新の業界情報、企業産業の動向を参考にして、意思決定の質を上げていけるのではないか。それが結果として、生産性の向上をもたらすのではないかと考え、ビジネスメディアの導入を検討したのです。

――ビジネス情報媒体はいくつもありますが、その中でダイヤモンド・プレミアムをお選びいただいた理由はなんでしょうか。

導入にあたり、2つの観点より検討しました。一つは、信頼性の高い、質の高い情報をタイムリーに展開している媒体であること。もう一つは、当社の事業との親和性です。当社はコンサルティングファームに在籍するハイエンド人材のご支援に強みを持っているため、特集記事「コンサル大解剖」をはじめ、当社のお客様と、その先にある様々な業種の情報が広く網羅されているダイヤモンド・プレミアムが選択肢の一つとなりました。

――当社から月次で、貴社内で読まれている記事ランキングや、全社の利用状況などのデータを、レポートとしてご提供しています。その数字を見ると、貴社のアクティブ率（一定日数以上利用しているメンバーの割合）が、平均で45％を超えています。全社導入している企業としては、これはかなり高い数字です。積極的に活用している社員が多いという印象を抱きました。

アクティブ率や個別のアクセス数は、月次でレポートを頂戴しているので、それを指数として見ています。また、そのレポートを一部加工して、社員にも展開しています。当社内やサイト全体で、どういう記事が読まれているのかを社員に定期的に発信していくことで、活用率を上げていく取り組みになっていると思います。

――他にも利用を促すような工夫はされていますか？

社内コミュニケーションツールのTeamsを活用して、「学習コミュニティ」と称した全社員が参加するコミュニティを作っています。そのコミュニティ中で、読んだニュースや書籍を通して学んだことや参考になったポイントをシェアしています。

クライアント様を支援するうえで
必要不可欠な知識を得られる

――素晴らしいですね。社員の皆さんにとって、実際どのような形でダイヤモンド・プレミアムが役に立っているのでしょうか。

今お話ししたコミュニティなどを通じてダイヤモンド・プレミアムの記事を読んだ社員が、情報を参考にしたうえで仮説を立てて、クライアント様とコミュニケーションをとっていく、という活用の仕方もあるようです。実際の意思決定やお客様とコミュニケーションするうえで有用に使わせていただいています。

また、マネジャーが、新しく入社したメンバー、経験スキルが足りないメンバーに対して、コンサルティングファームなどの顧客への理解を深めるために、「ダイヤモンド・プレミアムのこの記事を読むように」と指導するといった使い方をすることもあるようです。マネジャーにおいては、メンバーが業界知識を深めるためのツールとして使われている側面はありますね。

――導入して1年半が経ちました。導入の成果は感じていますか。

成果測定は難しいところがありますが、狙いとしては外れていないと感じています。当社のお客様は、コンサルティング業界の中でキャリアアップをしていく方と、コンサルタント経験者（ポストコンサル）として、他業界でキャリアアップをしていく方がいます。我々が様々な業界に通じていることが、お客様が活躍できる最適な業界をご提案できることにもつながるため、広範な業界知識は必要です。

ダイヤモンド・プレミアムでは、コンサルティング業界のみならず、各業界に関する記事も数多く読むことができ、たとえば金融業界がどう再編されているのか、製造業の業態がモノからコトへとどう変わっていくのかなど、当社が人材採用でクライアント様をご支援するうえで必要不可欠な知識が豊富にあります。

ダイヤモンド・プレミアムのコンテンツをもとにして、我々のサービスレベルが上がっていくというのが、本サービスを導入した狙いであり、成果につながると思っています。

※本事例の内容は2025年2月12日公開当時のものです。

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