2021年入試はインターネット出願に

 進学先に関しては、2020年は文系に114人、理系に100人。早慶はじめ80以上の大学から指定校推薦枠をもらっていることなどに触れられた。

 2020年のように校舎見学がままならない状況下では、ビデオを使って見せるなど、どの学校も施設案内を工夫している。本校の場合は、防災関係の説明をきちんと行っていたことが印象深い。千代田区一番町という都心のど真ん中にあるため、東日本大震災の時には400人が校内で一晩過ごしたという。真空パックに入ったシュラフも一人ずつ用意してあるなど万全の体制である。

 授業料等が毎月の銀行引き落としというのも本校のこだわりの一つだ。学習の対価として、これだけの負担を保護者にかけているということが子どもの目にも見えるのはいいことだろう。

 2021年入試はインターネット出願になる。これも新型コロナ対策なのだろうが、志願状況にどのような影響が起きるのか興味深い。

 入試に関しては、採点基準と正解については非公開。足切りは各教科のとても低い点で設定している。午後の面接は5人グループで実施。保護者の控室は設けていないので、終了時間に講堂に迎えに来て欲しい、といったお知らせがあった。

 本校では通学時間90分以内には厳格で、目安として最寄り駅からの所要時間が記載された地図が張り出されていた。この点については慎重に考えることが求められる。