第3回入試は倍率が高い

 最後に入試の説明があった。2019年と比べて2020年には2月1日も2日も定員を各20人増やしたため、第一希望の受験生にはチャンスが拡大した。1日に合格したら、2日に出願していた場合も受験料を返金する。試験前日の23時59分までに受験料を支払うことで受付が完了する。

 入試当日は8時に集合(開門は7時10分から)、中庭を経由して各教室に入る。8時10分に注意事項が伝えられ、8時20分から試験開始。12時20分に終了する。校内に保護者控室はないため、グラウンドに特設テントを設け、12時20分まで待機してもらう。終了後、解散は受験番号順となる。12時30分からいくつかの教室まとめて退室していく。午後受験を控えている受験生は、受験番号が先の方が早めに出られることになる。

 入試に当たっては、分からない問題を楽しめる余裕をもち、思い込みにならない謙虚な気持ちで臨んでほしいという。受験生はサッカーでもラグビーでもいい、自分が「〇〇がしたい」というものを確認してほしいとも。

 試験終了後は問題用紙を持ち帰ることができる。14時頃には模範解答を配点と共に配信する予定となっている。合格者以外には受験票を提示することで得点を開示する。

 2月5日の第3回入試は倍率が高いことを覚えておいてほしい。2017年11倍、2018年6倍、2019年12倍、2020年9倍だったように、隔年現象も見られる。この回の合格者数は1回目と2回目の合格者の入学手続き数で決める。繰り上げ合格は複数回を実際に受験した者の中から選ぶ。該当者には電話でお知らせする。

 2020年1回目の入試を見ると、合格者最低点は195で、受験生平均点は180。15点の差がある。どの教科で得点するか、である。

 最後に、2020年入学の1年生から受験生へのメッセージ動画が披露される。女子の目が気にならない。本郷祭では生き生きとした先輩に接しほしい。受験の工夫としては、ひたすら過去問を解いた。基本から応用というパターンに慣れることだ。受験で苦労を共にした仲間とは分かり合える。実際、入学後1週間で仲良くなれた。部活動の種類は多い。

 説明会終了後、校内を少しだけ見学することができた。